ドイツ旅行、フランクフルトでお時間ありませんか?
もしそうなら、日帰りできる町に行ってみよう。
今日はフランクフルトから北へ70kmほど離れたブラウンフェルス(Braunfels)という小さな町をご紹介。
可愛い木組みの家々と重厚なお城の二つが楽しめるお得な町です。
公共交通機関では行きづらいところではありますが、ちゃんと電車とバスを乗り継げばフランクフルトからの日帰りができる場所なので、安心してください。
この記事は
- フランクフルトから日帰りできる町を探している方
- お城見学に興味がある方
- 穴場の町へ行ってみたい方
へ向けて書いております。
Contents
ブラウンフェルスってどんな町?
ブラウンフェルスの旧市街には木組みの家が並んでいて、後ろから趣のあるお城が見守る町。
木組みの家々が残っていたり、雰囲気のある広場があったりとお散歩が楽しい町ですし、お城の見学も楽しい!
あまり観光地化されておらず、素朴な町。
ドイツ人の観光客がお城のガイドツアーに集まっているというくらい。
観光客はとても少なく、日本人どころか、アジア人は見ませんでした。
大きな町ではないので、お散歩がてらのウィンドウショッピングを楽しむことはできません。
でも、カフェやレストランはあるので、休憩やランチに困ることはなさそうです。
- 行きやすさ ⭐️⭐️
- 町の素朴さ ⭐️⭐️⭐️⭐️
- 町並みの洗練具合 ⭐️⭐️⭐️
- 可愛いの広さ ⭐️⭐️
- お城のカッコよさ ⭐️⭐️⭐️⭐️
ブラウンフェルスの見どころ
木組みの町並み
町の入り口となるバス停からお城の方へ坂を登っていくと、徐々に木組みの家が増え始めて、ワクワク感が増していきます。
そして、最初にでくわすのがこれ。バーン。
町の中心にして、可愛いのハイライト。マルクト広場!
人も車も少ないので、写真撮り放題。めっちゃ楽しい。
広場とお城の門との間にある細い道沿いにも可愛い家々が建っているので、歩いてみるのをお忘れなく。
ブラウンフェルスの可愛い空間はあまり広くありません。
お城のガイドツアーを含めて私がブラウンフェルスに充てた時間は3時間半程度。
町のお散歩していた時間は2時間弱というところでしょうか。
ブラウンフェルス城
おそらく、ブラウンフェルスに来るドイツ人観光客の大半がこのお城目当てじゃないかしら。
広場から門を抜けて、どんどん登っていくと、現れる城塞らしいお城。
なんと、このお城にはいまだに伯爵様がお住まいなのだとか。
外側は無料で見学可能。
ドイツ語でのツアーに参加しましたとも。
私が訪れた4月末はアメリカからの2人と私だけが外国人でした。
お城のガイドツアーはネット予約可能。
私はネット予約していきました。
でも、手数料として1ユーロ余分に取られるので、繁忙期や時間に融通が効かない人以外は現地で申し込みでもいいかも。
ガイドツアーの参加費は
- 大人 9ユーロ
- 学生 5ユーロ
営業時間は
- AM11時〜PM6時
- 日曜、祝日はAM10時〜
- ただし、最終ツアーはPM5時開始
営業時間中はファミリーミュージアムに4ユーロで自由に入場可能
ブラウンフェルス城のガイドツアー
集合場所に集まって、時間になったら、わくわく、お城ツアーのはじまりはじまり。
まず柵の先の中庭に入らせてもらえます。
ガイドツアーの参加者の皆さんとゾロゾロ。
心をときめかせて、お城の建物に囲まれた中庭を見上げます。
お姉さんの解説を聞きながら、塔の入り口への階段を登り、いよいよ内部へ。
私はそもそも英語自体そんなに堪能ではないので、たまに解説のお姉さんが英語で話してくれる話をなんとなく聞いて、あとは観察に徹していました。
でも、建物の構造も、飾られている武具も、家財道具、たくさんの絵画も、とにかく興味深くて、とっても楽しかったです!
このお城のHPがすごくしっかり歴史の解説をしてくれているので、それを読んで予備知識をつけて行くとある程度楽しめそうです。
お城の歴史や建物に関する情報は公式HP(https://schloss-braunfels.de/en/welcome-to-braunfels-castle-3/)からどうぞ。
鎧やら、武器などの武具類をたくさん収めた塔の一室から始まり、重厚な階段が見事なお部屋、たくさんの肖像画が飾られた部屋や静物画ばかりの部屋、タペストリーが圧巻なお部屋、鹿だらけのお部屋、祭壇がある教会のような一室。
置かれた椅子には歴代の城主が座ったんだろうかとか、ご先祖様の肖像画がこんなにたくさんあって落ち着かないんじゃないかとか、この窓から城下をみていたんだろうかとか考えるだけですごく充実した見学になりました。
20部屋くらい見させてもらえるので、かなりのボリューム感です。
ツアー時間はオフィシャル的には50分となっていますが、私たちの組は1時間10分くらいかかってたはずです。
ブラウンフェルスへの行き方は?
ブラウンフェルスまではフランクフルトを拠点にして訪れるのが便利。
鉄道でフランクフルトからヴェッツラー(Wetzlar)という街まで行きます。
ヴェッツラーからブラウンフェルス行きのバスに乗車します。
乗り継ぎ時間を含めて所要時間は約1時間40分〜2時間。
鉄道とバスを乗り継いで行くことになるので、少したどり着くまでの難易度が高い町。
フランクフルトからの電車
フランクフルト中央駅からディレンブルク(Dillenburg)行きのREやRBでヴェッツラーまで一本。
もしくはマールブルク方面(カッセル行きなど)行きの電車でギーセンまで行って、ジーゲン(Siegen)行きやヴァイルブルク行き(Weilburg)の電車に乗り換えれば到着できます。
電車で1時間から1時間20分程度
ヴェッツラーからのバス
ヴェッツラー駅を出ると右手にバスターミナルがドーンと位置しています。
こちらがヴェッツラーのバス乗り場の案内図。
ブラウンフェルス行きのバスは11番から185番のバスです。
所要時間は約30分。
ブラウンフェルスからの帰りのバスは到着したバス停と同じところです。
バスの行き先表示はブラウンフェルス。
終点まで乗り通しなので、安心。
鉄道もバスも1時間に1本程度あります。
バス停からブラウンフェルスの町へは10分ほど坂道を登って行くことになります。
結論。こんな人にはブラウンフェルスがおすすめ
- ドイツの無骨なお城が好きな人
- ドイツの歴史に興味がある人
- 日本人には知られていない小さな可愛い町に行きたい人
逆に初めてのドイツ旅行で、とにかく大道の観光地に行きたい人にはおすすめできないです。
やっぱりちょっとアクセスが悪いのがネックですねえ。
ドイツ語の解説は全くもって分からないのですが、
解説のお姉さんは英語が喋れるので、「聞きたいことがあれば、英語で聞いてね」って言ってくれました。
アメリカ人の男性は見学者のドイツ人とお喋りして、ちょこちょこ通訳してもらっていました。