イタリア、フランス、スペインといえば、ヨーロッパ旅行の人気トップ３といっても過言ではない、超がつくほど魅力的な国。
それは百も承知なのですが、私的には海外旅行初心者さんにはあんまりオススメできない国でもあります。
ここでは、その理由を具体的に見ていきましょう。
最後には初心者さんでもオススメできるイタリア、フランス、スペインのプランをご提案しているので、ご安心ください。
この記事は
- 初めてのヨーロッパ旅行を計画中の方
- イタリア、フランス、スペイン旅行を計画中の方
に向けて書いております。
Contents
初心者さんにオススメできない理由
イタリア、フランス、スペインをオススメできない理由は大きく分けて３つあります。
- 治安があまり良くない
- 英語が通じにくい
- 鉄道が使いにくい
この点を考慮した私的に「ヨーロッパ旅行初心者さんでも挑戦しやすい国」はこちらにまとめております。
治安があまり良くない
海外旅行初心者さんには、治安がいい場所からヨーロッパ旅行を始めることをオススメします。
日本では問題ない行為が元で、外国では思いもよらず犯罪に巻き込まれたり、怖い思いをしたり、大損したり…。
どんな場所、どんな人に気を付ける必要があるのか、どんな対策、どんな対処が必要なのか。
それらが分かるようになってから、これらの国へ出かけた方が嫌な思い出を作らずに済むと思います。
イタリアの治安
人気のヨーロッパ旅行先ではトップクラスに治安が良くない国、イタリア。
駅の券売機を操作すると、「スリに注意！困ったときは駅員に聞け！」と最初に注意喚起されるほど。
私自身、スリに遭遇した回数はイタリアがダントツで最多を誇ります。
フランスの治安
フランスの治安はパリなどの大都市があんまりよくないです。
特にパリ観光に欠かせない地下鉄！
スリが怖くてスマホを出せない、カバンは胸に抱えてドキドキ。というスタイルで乗っていました。
地方や田舎町は夜に一人で出歩いても大丈夫なくらい平和なのですがねぇ。
スペインの治安
首都のマドリードや第2の都市バルセロナの治安が悪いと聞きます。
私自身は遭遇したことがないですが、睡眠薬を飲まされたり、強盗まがいの手口が注意喚起されていたりと恐ろしい情報が流れてきます。
一人で夜道を歩かない。貴重品の取り扱いには注意を払う。といった防犯のための行動が必要です。
英語が通じにくい
おそらく、ほとんどの人がヨーロッパ旅行の際に使うのは英語でしょう。
残念ながら、これら３つの国は期待しているよりも英語が通じません。
観光地やホテルのフロント係といった観光客に接する機会が多い人たちは話せることがほとんどなので、大丈夫なのですが、地方に行くと話せない人が多くなります。
バスの運転手に「○○までいくら？」と聞いて、何を聞かれたのかは理解してくれるが、数字を英語で言えなくて料金が印刷されたチケットを提示して伝えてくれる。といった具合になります。
トラブルがなければそれでもいいのですが、トラブったときに何が起きたのかを教えてもらえなかったり、このあと、何をしなければいけないかを英語で説明してもらえないのはかなり不安になります。
周囲の人に尋ねて、英語で説明してもらえればいいのですが、その人も英語ができないかも…？
英語が話せなくてもホスピタリティあふれる国民性のおかげで、私たちが困っているときは全力で助けてくれる。
英語を話してくれていても、フランス訛りが強くて聞き取りにくい。
英語を話せない人は全然話せないし、聞き取ってくれない。
身振り手振りでお互いに頑張る！ということになる。
若い人たちは英語が話せる人が多い印象です。
英語が通じなくて困ったら、若い現地民に助けを求めましょう。
Google翻訳が優秀なので、いつでも使えるようにネット環境を整えておくのが重要です。
便利な海外WiFiレンタルGLOBAL WiFiはこちらから
公共交通機関（鉄道）
この3国、都市部には地下鉄やトラムが張り巡らされていて、とても便利。
でもね、３国の公共交通機関の問題は、鉄道があんまり使いやすくないことなんですよ。
イタリアの鉄道事情
- 駅や車内の治安が悪すぎ
- たまにホームの電光掲示板が死んでる
- 車体に行き先が書いてない
- ホーム番号が発車間際まで分からない
- パリ集中型の線路網のため、地方都市間の移動がしづらい
- 電車とバスを併用しないといけない場所が多い
- 車体に行き先が書いてない
- ホーム番号が発車間際まで分からない
- マドリード集中型の線路網かつ、あまり鉄道が発達していない
- 街の中心部と駅が離れていることが多い
ほかにもいろいろ思うところのある各国の鉄道事情なのですが、主な文句を書いてみました。
ほかのヨーロッパの国々（イギリス、ドイツ、スイス）の鉄道と比べるとやっぱり使いにくいなと感じてしまいます。
（日本と比べると言わずもがな）
初心者さんにオススメのプラン
さてさて、ここまでイタリア、フランス、スペインは初めてのヨーロッパ旅行には向かないと力説してきましたが、歴史的にも文化的にも食べ物的にも魅力あふれる国であることには大賛成！
初心者さんでもトラブルに合う確率が低く、もちろん、楽しめるプランを立ててみました。
イタリアの初心者さんにオススメプラン
- ヴェネツィアが主たる目的地
- ローマ、ミラノ、ナポリには行かない
イタリアの観光地の中でヴェネツィアは断トツの治安の良さを誇ります。
また、フィレンツェはほかのイタリアの観光都市と比べると比較的治安がいい印象です。
でもでも、ヴェネツィアほど良くないので、注意は必要ですよ！
- 出国日本の空港経由便でイタリア、ヴェネチア・マルコポーロ空港へ
- 入国ヴェネチア空港空港からヴェネチアのホテルへ
- 滞在ヴェネチア宿泊ヴェネツィア本島を満喫したり、周囲の島々などにデイトリップ
鉄道でフィレンツェへ移動 - 滞在フィレンツェ宿泊フィレンツェを満喫したり、周囲の町などにデイトリップ
- 出国フィレンツェ空港日本へ向けて経由便で出発
- 帰国日本の空港到着
フランスの初心者さんにオススメプラン
- パリの街は最後に観光する
少しでもフランスの空気に慣れて、警戒心を覚えてからパリへ行くようにしましょう。
ストラスブール空港利用でもいいですし、シャルルドゴール空港からTGVに乗ってストラスブールへ行けば、パリ市街地に出なくてもいいので、便利です。
- 出国日本の空港直行便または経由便でパリ、シャルルドゴール空港へ
- 入国シャルルドゴール空港空港からストラスブールへTGV（高速鉄道）で移動
- 滞在ストラスブール宿泊ストラスブールを満喫したり、周囲の町などにデイトリップ
パリへTGVで移動 - 滞在パリ宿泊パリを満喫したり、周囲の町などにデイトリップ
- 出国シャルルドゴール空港日本へ向けて出発
- 帰国日本の空港到着
スペインの初心者さんにオススメプラン
- マドリード、バルセロナに行かない
- 都市間移動は長距離バス
スペイン南部のアンダルシア地方を巡りましょう。
英語はあんまり通じませんが、観光地なので、まだ、通じる方だと思います。
都市間移動は長距離バスになります。
バスは事前に予約しておくことをオススメします。
私、現地でバスの券売機を使って5,000円ぼられたので。機械に。
- 出国日本の空港経由便でスペイン、セビリア空港へ
- 入国セビリア空港空港からセビリアのホテルへ
- 滞在セビリア宿泊セビリアを満喫したり、周囲の町などにデイトリップ
グラナダへ長距離バスで移動 - 滞在グラナダ宿泊グラナダを満喫したり、周囲の町などにデイトリップ
- 出国セビリア空港日本へ向けて出発
- 帰国日本の空港到着
イタリア、フランス、スペインはと～っても魅力的な旅行先。
海外旅行初心者さんが安全で快適な旅行を楽しむために十分に準備をして、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。
