「フランスと言えばパリ!!」
でもね、フランス各地に魅力的な街がたくさんあるんですよ!!
フランスの地方の魅力を知りたい!
そんなあなたにおすすめな街を5つ紹介します。
この記事は
- フランス旅行をしたい方
- 二度目のフランス旅行を予定している方
に向けて書いております。
Contents
フランス旅行にオススメの穴場街
フランスは全国各地に魅力的で、美味しくて、楽しい街がいっぱい!
今回はフランス観光では穴場だけど、行ってよかった街を5つご紹介します。
ぜひぜひフランスの地方都市の魅力に気づいて、フランス沼にハマってくださいな。
いずれの街へも日本からの直行便はありません。
パリやバルセロナなどの大都市からの移動が必要です。
フランスの高速鉄道は事前に予約すると、かなり安くチケットを買えるので、日程が決まっている方は事前予約をオススメします。
カルカソンヌ
2度目のフランス旅行にオススメしたい最初の街がここ、カルカソンヌ。
丘の上に城壁で守られた町があります。
町を目指して、坂道を登っていきます。そして、城壁にある門をくぐると、そこは…。
中世騎士の世界。
これは、ファンタジー小説や映画が好きな人は絶対ハマる!
日本ではあまり知られていないカルカソンヌですが、あのモン=サン=ミッシェルに次ぐ観光客数を誇る超人気観光地なんです。
「カルカソンヌを見ずして死ぬな」という有名な、詩の一節も残されていて、昔から愛されてきたんだと分かりますね。
カルカソンヌの名物
カルカソンヌの名物はカスレという豆とソーセージの煮込み。
ちょっと重めの料理ではありますが、美味しいのでぜひお試しを!
カルカソンヌへの行き方
フランス南部に位置するカルカソンヌはパリからのアクセスがかなり大変。
パリから高速鉄道と特急列車を利用して6時間前後かかります。
オススメなのが、スペインのバルセロナからアクセスする方法。
スペインの高速鉄道(AVE)とフランスの快速列車(TER)を利用すれば、3時間~3時間半で到着できます。
時間はあるけど、お金がないという方にはバルセロナから高速バスという選択肢もあります。
アヌシー
次にご紹介するアヌシーは、水辺にかわいい町並みが広がる街で、そのコントラストが女性に大人気です。
ヨーロッパ随一の透明度を誇るアヌシー湖のほとりに位置し、湖から水を引き込む運河が旧市街を貫いています。
たしかに、似た雰囲気があります。
むしろ、本家ベネチアよりも水は格段に綺麗で、観光客が少ない分、楽しめるかもしれませんよ。
アヌシーはスイスとの国境に近いため、湖畔から望む山々はまさしくアルプス!
雄大な自然と石造りの落ち着いた街並みの両方を楽しむことができます。
アヌシーの名物
名物は、グラタンみたいな料理のタルティフレットやチーズフォンデュ、ラクレット。
酪農が盛んなアルプスらしい名物です。
料理の面からもスイスに近いことを感じますね。
どれも冬に食べたくなる料理ですが、レストランでは通年提供されています。
アヌシーへの行き方
パリから高速鉄道(TGV)が直通しています。所要時間は3時間45分ほど。
スイスのジュネーブから近く、直通する列車が多く運行されているので、とても便利です。
スイスのジュネーブからLEXという列車に乗れば、アヌシーまで所要時間約1時間半。
運行頻度も高いので、ジュネーブからのアクセスがオススメです。
ディジョン
日本人がイメージするフランスに最も近いのが、この街だと言っても過言ではありません。
美味しいワイン、しっとりと美しい石畳、石で造られたはちみつ色の街並み。
ごみはあまり落ちてないですし、治安も良いです。
ブルゴーニュ地方に位置するディジョンへはパリから高速鉄道(TGV)で約1時間半。
ぜひフランス旅行の際には足をのばしてほしい観光地です。
ディジョンの楽しみ方
町の散策やお店をのぞくのが楽しいディジョン。
それらに加えておすすめしたいのが、美術館や博物館です。
ディジョンには文化的な見どころが多いうえ、そのほとんどが無料なんです!
とっても太っ腹!
もともと教会だった美術館や、貴族のお屋敷が美術館になっているので、展示と同時に建物や内装も楽しむことができますよ。
ディジョンの名物
食べ物が美味しいのも、この街の大きな魅力。
ブルゴーニュワインやディジョンマスタードと様々な名物があります。
レストランでぜひ試してほしいのが、ブッフ・ブルギニョンと呼ばれるブルゴーニュ風の牛肉のワイン煮込み。
ほろほろ牛肉と上品なワインの香りが最高に美味でした。
パン屋さんで買ったこちらも名物。グジェール。
シュークリームの生地だけを食べる軽食です。
サクサクの生地にチーズがかかっていて、スナック感覚でいただきました。
ほかにもエスカルゴやブルゴーニュ風のハムなど、美味しい名物がたくさんで、目移りしちゃいます。
ディジョンの夜
ディジョンを楽しむなら、夜のお散歩も外せません。
ディジョンは治安がいいので、夜に女独りで旧市街を歩いても怖いと感じることはありませんでした。
暗くなってからでも、観光客がたくさん写真を撮ったり、歩いたりしているので、安心です。
私が夜景を見るために外出したのは、21時~22時。
かなり遅い時間に外にいましたが、身の危険を感じることはありませんでした。
ディジョンへの行き方
ディジョンまではパリからの高速鉄道(TGV)が直通しています。
TGVなら約1時間30分で到着できるので、パリからの日帰りだってできる。
ストラスブール
ストラスブールには、コロンバージュと呼ばれる木組みの家が建ち並んでいます。
街並みはまさしく、メルヘン!
とくに旧市街は歴史ある建物やかわいい家々が密集していて、石畳の道をそぞろ歩くのが楽しいです。
ストラスブールはドイツと切っても切れない関係があるのはご存知ですか?
ドイツとの国境にほど近く、過去にはドイツ領となったこともあります。
そのため、フランスにあって、ドイツの文化的影響を強く感じます。
街並みや料理にどこかドイツの雰囲気が感じられて、面白いですよ。
つまり、アルザス地方の料理は洗練されたフランスらしさがあんまりありません…。
ストラスブールの名物
ストラスブールで楽しんでもらいたいのが、アルザスワイン。
街の中心を離れたら、車窓はブドウ畑が広がります。
アルザス地方にはワイン街道と呼ばれる道があるほどです。
辛口の白ワインがキリっと美味しいですよ。
おやつやランチに最適なのが、タルト=フランベ。
とっても軽い生地のピザのような料理です。
玉ねぎとベーコン、クリームがのっているものが定番。
お店によってはキノコや野菜のものなど、さまざまなバリエーションが楽しめます。
がっつり食べたいメイン料理はシュークルート。根菜類とハムやソーセージを煮込む、ポトフに近い料理です。
思った以上にお肉がたくさん入っていて、味もお腹も大満足でした。
ストラスブールの観光は博物館や大聖堂といった観光スポットが充実しています。
とにかく可愛い街並みが自慢なので、女子旅にオススメです!
ストラスブールからアルザス周遊
ストラスブールの周囲には可愛くて小さな田舎町が点在しています。
田舎町を巡るなら、レンタカーが効率的で便利!
とは言え、海外での運転は不安ですよね。
そんな方でも大丈夫!
電車やバスで周れる町もあるので、諦めずに調べてみてください。
ストラスブールに行くなら春から秋までの過ごしやすい季節がオススメ。
日が長く、長い観光時間を確保できます。
ストラスブールのクリスマス
もう一つ、ストラスブールのオススメの季節がクリスマス時期。
フランス国内でとくに有名なクリスマスマーケットがここ、ストラスブールで開催されます。
カラフルなイルミネーションがまたたく街は、暗くて寒い冬を明るく、暖かく盛り上げます。
ストラスブールへの行き方
ストラスブールはアルザス地方の中心都市です。
フランス旅行をするなら、ぜひ目的地に加えてほしい街です。
パリから日帰りもできる距離。
しかも、かなりの高頻度でTGVが運行しているので、とっても便利です。
アヴィニョン
アヴィニョンの旧市街は歴史地区として世界文化遺産に登録されている、趣深い街です。
14世紀、教皇がローマからアヴィニョンに移された「アヴィニョン捕囚」で知られる街。
当時、教皇が住んでいた巨大な教皇宮殿が威風堂々とした姿を今なお保っています。
しかし、その内部はすっかり空っぽ。
当時をしのぶ内装や調度品はありません。
内部見学は日本語のオーディオガイドを借りるのがオススメ。
歴史的な建物が多いアヴィニョン旧市街。
城壁や教会といった見どころがたくさんあります。
旧市街の横を流れるローヌ川には、サン=ベネゼ橋がかかります。
今は4つのアーチのみ残された、対岸にわたれないこの橋。
実は、有名な童謡『アヴィニョンの橋の上で』で謡われている橋です。
アヴィニョンからプロヴァンス周遊
パリやマルセイユからTGVでアクセスができて、便利なため、プロヴァンス地方を周遊する際の拠点にオススメ。
古代ローマの時代に建設された水道橋のポン・デュ・ガールへ行ったり、はちみつ色の田舎町を巡ったり、見渡す限りのラベンダー畑に立ち寄ったり。
プロヴァンスの田舎町を巡るにはレンタカーが一番便利!
海外での運転が不安な方には、現地発着ツアーがオススメです。
アヴィニョンに行くなら、プロヴァンス地方でラベンダーが咲き誇る7月が一番でしょう。
お花が咲いて華やかになる、春から秋がおススメです。
アヴィニョンへの行き方
パリからアヴィニョンまで、2時間半~3時間ほどで直通する高速鉄道(TGV)の運行があります。
日帰りは難しいですが、アクセスはしやすい町です。
アルザス地方在住のおばちゃん曰く。
「クロワッサンはパリの方が美味しい」のだそうですよ。
日本人の私としては充分に安くて美味しいですけどね!