海外旅行で特に気をつけたいのが、スリ。
比較的治安の良いヨーロッパであっても、日本の常識は通じません。
強盗のような恐ろしい犯罪の経験はないのですが、スリに遭遇した経験は多数。
でも、ものを盗まれて困ったことは一度もありません。
なぜなら、しっかり対策していたから。
その経験と出合わないようにする方法、遭遇しても被害にあわない対策をご紹介します。
この記事は
- ヨーロッパ旅行を予定している方
- 海外旅行でのスリに不安を感じている方
へ向けて書いております。
Contents
スリに合いやすい場所
スリは人ごみに紛れて犯行を行います。
特に注意したいのが、これらの場所。
- 都会のバスターミナルや駅
- 列車内(特に出入り口付近)
- マーケットなどの人ごみ
- 田舎より都会
こうした場所では、カバンを胸に抱えたり、スマホを手に持たず、カバンに仕舞ったりと、特に注意しましょう。
スリに狙われるもの
- 財布(現金、クレジットカード類)
- パスポート
- スマホ
特に守るべきものはこの3つ。
現金や換金しやすいものが特に狙われます。
そして、「狙われやすいもの」は「盗られて困るもの」でもあるので、絶対に死守!
スリ被害にあわないための対策
ではここからは、実際の対策について考えていきましょう。
スリに狙われにくくする
日本人観光客な私たち。どうしたって現地の人には見えません。
目をつけられるのは仕方ない。
そんな海外で、できるだけスリに狙われないようにするにはいくつかのコツがあります。
危ない場所を避ける。
- 治安の悪いところへ行かない。
- 夜、一人で行動するのをできるだけ避ける。
これはスリに限らず、犯罪に巻き込まれないためにとっても重要!
お金を持ってなさそうに見せる。
- ブランド品を持たない、身に着けない。
- 財布は安っぽいものにする。
スリを警戒していることを示す。
- 荷物を目の届くところ、貴重品は手の届くところに必ず置く。
- 貴重品はいつも携行する。
- カバンを体の前に背負う、カバンに手をかけて歩く。
レストランでトイレに立つとき。ホテルの朝食会場で料理をとりに行くとき。
貴重品をテーブルに置いていくのは絶対にNG!
スリに盗られにくくする
狙われにくくしているつもりでも、スリにカバンを触られることはありました。
しかし、一度も被害にあったことはありません。
というのも、盗られにくくしていたから。
- 貴重品はカバンの奥や背面ポケットなど、とりにくいところに入れる。
- できるだけ貴重品を持ち歩かない。
- ホテルの部屋に置いている荷物は鍵をする。貴重品は金庫へ。
私が使っている町歩き用のカバンがこれ。
背面ポケットがあるので、ここに貴重品を入れれば、スられる恐れはありません。
タブレットやカメラのような高価なものを入れたポケットのファスナーには鍵を。
頻繁に開け閉めしたいポケットの防犯にはカラビナをつけるだけでも、効果があります。
スリの経験談
ここから先は私のスリに出くわした経験談。
「こんなこともあるんだなぁ」という軽い気持ちで読んでいただければ。
- ローマの地下鉄、列車内
- ナポリの鉄道、列車内
- ミラノの地下鉄駅
- プラハの街中
ローマ=テルミニ駅の地下鉄内で子どものスリ集団に襲撃されました。 スリというより強盗というべき集団に遭遇しました。 ローマの中央駅であるローマ=テルミニ駅で地下鉄に乗り込むと、のびてくるのびてくる無数の小さな手。 小学校低学年くらいの子どもたち数人で群がってきました。おそらく、移民の子どもたちだったのだと思います。 警戒してちゃんとかばんは抱えているし、簡単に中に手が入らないようにファスナーとふたが二重にしまるカバンなので、被害はありませんでしたが、目の前で明らかに盗みを働こうと伸びる手には戦慄しました。 同行者のかばんに手がかかったので咄嗟に「ちょっと!」って日本語で叫びながら手をはたきましたよ。 車内の出入り口付近はとっても危険!できるだけ通路奥まで進みましょう。 上着の下にカバンを入れたり、しっかりカバンを抱えて乗車しましょう。
ナポリの私鉄内ですぐそばのお兄さんがスリにあいました。 ナポリから宿泊地のソレントに移動するため、私鉄のナポリ駅へ。ナポリは治安が良くないと聞いていたので、少しブルー。 もちろんスーツケースをがっちり握りしめ、カバンを抱えて乗車。満員御礼電車は座ることもできず、ドアの近くに立ちんぼ。 出発の直前に開いているドアの近くにいたお兄さん数人がバタバタと降りていきました。危ないなぁとそのときはぼんやり考えていました。 出発してから数分。 反対側のドア近くのイタリア人のお兄さんが騒ぎ出しました。どうやらスマホがないみたい。 近くのお姉さんが親切に電話をかけてみてあげたけど、コール音が鳴ったあと、切られたようで、完全に発車直前に降りたお兄さんたちが携帯を盗んでいった説が濃厚。 私たちは開いているドアと反対側のドアのそばだったので被害にあわずにすみました。 現地の人でも油断すると狙われる!ほんとうに気を付けて!! 大都市の中央駅は発車直前に降りて逃げるスリがいっぱい。 逃げやすい出入り口に乗るのはできるだけ避けましょう。
ミラノの地下鉄駅(中央駅のような大きな駅ではない。)で、大きなスーツケース、リュック、ポシェットを持って、次の街に移動しようとしていたとき。 ミラノの地下鉄には改札があるので、チケットを買わないと入れない。 改札を通ってから、どちらのホームにおりればいいのかを調べようとスマホを確認していたとき。 ポシェットが不自然に体にあたるので、不思議に思って目をやると、お姉さんがポシェットを開けようと手をかけていました。 イタリア人の10代後半くらいのお姉さん。改札内だったこともあって、かなりびっくりして、焦りました。
プラハの旧市街を歩いているとき。 治安が悪い雰囲気がなかったので、油断していました。 カメラを持って、クリスマスで華やぐプラハを歩き回っていました。 背後のリュックが突然ファスナーを開けられた感覚があって、ドキ! ばっと振り返り、リュックを確認。全開にされていました。幸い、貴重品は入ってなかったので被害はありませんでしたが、油断大敵!を実感。
さいごに。
どこにどんなふうに悪いやつがいるか分かりません。
- 日本ではないこと。
- 自分が狙われやすい存在であること。
- 近づいてくる人は悪い人である可能性が高いこと。
こんな気持ちで油断せずに安全にトラブルない旅行を楽しんで!