オススメ〇選

【ドイツ旅行】歴史好きに送る!ドイツのおすすめ都市5選。古代ローマから冷戦時代まで

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ドイツの歴史に興味があるなら是非行ってほしい街をご紹介。

「あ、これ!世界史の教科書で見たところだ!」と感激する観光地をたくさん取り揃えましたよ。

いずれもドイツ史大好きな筆者が大興奮で観光した街です。
この感動を皆さんにも味わって欲しい!

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ドイツ史好きにオススメの都市

世界史を習ったことがある旅行者にオススメしたい、歴史深い街がいっぱいあるドイツ。

その中でもイチオシの街を5つご紹介します。

古代から現代にいたるまでの様々な時代の歴史的な遺構や雰囲気に浸れて、忘れられない旅になること間違いなし!

ドイツ史好きさんにオススメの都市

どの街も歴史オタクの筆者が激推しする街ばかり!

ぜひぜひ次のドイツ旅行で訪れてみてください。

レーゲンスブルク

ドイツに大きな傷跡を残した2度の世界大戦。
レーゲンスブルクはほとんどそれらの戦火に合わなかったため、古い街並みがそのまま保存されています。

ドイツの南東部、バイエルン州に位置するレーゲンスブルクはミュンヘンからのアクセスが良好。

そのため、ドイツ旅行の旅程に組み入れやすいのも大きなメリットです。

レーゲンスブルクの見どころ

旧市街が丸ごと世界遺産に登録されるほど、保存状態がいい街並みが一番の魅力です。

かわいい街並みを歩くだけでも楽しいのですが、この街一番の見どころは他にもたくさん。

レーゲンスブルクの見どころ
  • 戦災を受けていない街並み
  • 帝国議会博物館(旧市庁舎)
  • 石橋(シュタイネルネ・ブリュッケ)
  • レーゲンスブルク大聖堂
  • 聖エメラム修道院
  • トゥルン&タクシス城

レーゲンスブルクに数多くある見どころの中で、歴史好きさんに特に行ってほしいのが、

帝国議会博物館(旧市庁舎)石橋(シュタイネルネ・ブリュッケ)

旧市庁舎には14世紀まで歴史をさかのぼれる部分が現存しているほか、神聖ローマ帝国の帝国議会が開かれていた議場が残ります。

神聖ローマ帝国の皇帝や諸侯といった歴史を彩った名だたる面々が集った帝国議会の議場に入場できる!
そして、彼らが座っていたであろう席に座ることだってできちゃいます!

  • 帝国議会博物館の見学はガイドツアーに参加必須。
  • 日本語のオーディオガイドを借りれるので、しっかり理解しながら見学できます。
  • 見学時間は1時間という充実ぶり!

神聖ローマ帝国という言葉に浪漫を感じる人はきっと楽しめるはず!

世界遺産に登録されている石橋(シュタイネルネ・ブリュッケ)

ドナウ川にかかること橋は、なんと12世紀半ばに建設されました。

長い歴史を刻んできたこの橋。
第二次十字軍や第三次十字軍の騎士たちがイェルサレムを目指し、わたっていったこともあります。

他にも観光名所が目白押しなので、南ドイツを旅行するならぜひ足をのばしてくださいね。

レーゲンスブルクへの行き方

レーゲンスブルクはミュンヘンからのアクセスが便利です。

ミュンヘンHbf(中央駅)からレーゲンスブルク駅まで乗り換えなし

  • REで1時間25分~1時間40分

列車は頻繁に運行されており、乗り換えも不要なので、快適な移動が可能です。

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トリーア

ドイツ最古の街として、古代ローマの時代からその歴史を誇るトリーア。

古代ローマの植民市として発展を始めたのが起源です。

ドイツ西部、ルクセンブルクとの国境近くに位置し、ドイツ国内の都市からアクセス難易度が高めなのが難点。

行ったからには数日かけてゆっくり堪能してほしい!歴史的な魅力あふれる町です。

中世にはこの地を治めるトリーア大司教が、選帝侯というドイツ屈指の有力者になりました。

古代ローマの時代から中世のキリスト教の時代まで、幅広い年代の立派な遺構がたくさん残されています

トリーアの見どころ

紀元1世紀に建設されたローマ風呂の遺跡が残っていたり、ドイツで5本の指に入る大きな大聖堂があったり。
見どころは尽きません。

これらは「トリーアのローマ遺跡、聖ペーター大聖堂、聖母聖堂」として、世界文化遺産に登録されています。

トリーアの見どころ
  • トリーア大聖堂
  • ポルタ・ニグラ
  • カイザー・テルメン
  • 古代円形劇場
  • ローマ橋
  • リープフラウエン教会
  • ラインラント州立博物館
  • カール=マルクスの生家

当時の技術の粋を結集して造られたポルタ・ニグラカイザー・テルメンを見て、古代ローマの土木技術に感激。

大聖堂聖母聖堂ではトリーア大司教の権力と財力に圧倒される。

トリーアは歴史的遺構の攻撃力がどこも最高レベルで、歴史好きにはたまりませんよ!

数々の建築物もさることながら、そこから発掘された数々の遺物を展示した州立博物館も必見。

長く濃い歴史を歩んできたトリーアの歴史をしっかり学ぶことができます。

博物館の解説はほぼドイツ語のみなので、スマホの翻訳が使えるようにSIMカードやWi-Fiの準備をしておきましょう。

『資本論』の著者、カール=マルクスの出身地がここ、トリーアだと知っていますか?

旧市街の外れにある生家は博物館として開放されています。
気になる方は行ってみて。

ポルタ・ニグラの近くには中国から贈られた彼の大きな銅像も立っているので、忘れず見に行ってみてくださいね。

トリーアへの行き方

トリーアはルクセンブルクやフランクフルト、コブレンツからのアクセスが可能です。

  • フランクフルトHbf(中央駅)からトリーア駅まで
    ICEとREで約3時間30分(コブレンツで乗継)

  • コブレンツ駅からトリーア駅まで
    REで約2時間

  • ルクセンブルク駅からトリーア駅まで
    REで約1時間

アーヘン

アーヘンの中心に建つ、世界遺産のアーヘン大聖堂

ここには歴史好きなら誰もが憧れるロマンがぎゅぎゅうに詰まっています。

アーヘンはベルギーやオランダに隣接していて、ドイツ西部にあります。

ドイツの都市ではケルンからのアクセスが便利。

古代ローマの時代から温泉保養地として知られていたこの街。
今でも大小さまざまな温浴施設があります。

旧市街にはエリゼンブルネンと呼ばれる温泉が湧く噴水もあります。

このローマ時代の神殿のような建物の中に、小さな温泉噴水があります。

アーヘンの見どころ

アーヘンの見どころ
  • アーヘン大聖堂
  • アーヘン市庁舎

アーヘンの見どころはずばりアーヘン大聖堂

一歩中に入ればステンドグラスとモザイク画の織りなす異空間に圧倒されます。

アーヘン大聖堂の前身となる宮殿教会の建設を指示したのは、かの有名なカール大帝

フランク王として現在のフランス、ドイツ、イタリアにまたがる巨大な国を治めた彼は、ここ、アーヘン大聖堂に埋葬されています

さらに、936年から1531年の約600年にわたって、神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の戴冠式も行われてきました

歴史的背景と美術的感激と。あまりの情報量に失神しそうです。

アーヘン大聖堂に隣接するアーヘン市庁舎にも行ってみて。

ここは廃墟化していたカール大帝の宮殿の基礎を利用して建てられました。

内部の見学ができ、かつて戴冠式後の宴会が行われていたホールや、皇帝にまつわる王冠や宝飾品などのレプリカが見学できます。

アーヘンへの行き方

アーヘンはケルンからのアクセスが最も便利です。

  • ケルン中央駅からアーヘンまで
    REで約1時間
  • マーストリヒト(オランダ)からアーヘンまで
    バスで約1時間
  • リエージュ(ベルギー)からアーヘンまで
    ICEで約20分

ドイツ国内だけでなく、オランダやベルギーからもアクセスしやすい都市です。

ベルリン

ドイツの首都。ベルリン。
ここも歴史好きには楽しい街です。

第二次世界大戦で激戦地だったベルリンには、あまり歴史的な街並みは残っていません。

しかし!残念がることはありません!

近代的な街並みも、ベルリンが歩んできた歴史あってのことですからね。

ベルリンの見どころ

ベルリンの見どころ
  • イースト サイド ギャラリー
  • カイザー・ヴィルヘルム記念教会
  • 博物館島

ベルリンで見ておきたいのが、冷戦時代の記憶を残す場所。

イーストサイドギャラリーは西ベルリンを囲っていた壁の一部が残された場所です。

ここに立てば、ベルリンが分かれていた過去と、難なく壁を越えて行き来できる現在を実感できるはず。

有名な観光名所であるブランデンブルク門はドイツ統合の象徴の一つ。

かつて、この門はベルリンの壁に阻まれて通り抜けることができなくなっていました。
しかし、今では人々が自由に門をくぐり、たくさんの観光客でにぎわいます。

博物館島も外せないスポットですよ!
博物館や美術館の多く集まるシュプレー川の中州がそう呼ばれています。

ペルガモン博物館には、「古代ギリシアの遺跡に紛れ込んだかな?」と思ってしまうほど巨大で立派な建造物が移築、修復されて建ち並びます。

新博物館ではネフェルティティの胸像が、見れるので、古代の歴史ファンには必見です。

ベルリン郊外のポツダムもぜひ行ってほしい場所。

ポツダム会談が開かれたツェツィーリエンホフ宮殿や、プロイセンのフリードリヒ大王の離宮、サンスーシ宮殿、そして、彼のお墓といった見どころが目白押しです。

ニュルンベルク

ニュルンベルクの旧市街は第二次世界大戦で破壊されてしまいました。
戦後、綺麗に復元された街は南ドイツの有名観光地の一つとなっています。

この旧市街の観光ももちろん楽しいのですが、歴史好きさんにぜひ行っていただきたいのが、ニュルンベルク旧市街から約4km離れたドゥッツェンタイヒと呼ばれる地区。

19世紀ころまでは郊外の保養地として市民の憩いの場だった場所です。

ニュルンベルクの見どころ

ドゥッツェンタイヒの見どころ
  • 帝国党大会会場文書センター
  • ナチ党党大会会場

中世の時代から歴史的に重要な都市だったニュルンベルク。

ナチス政権下で党大会が開催されたり、ニュルンベルク方が発布されたりと、ナチスにとっても重要な街となりました。

ナチ党によって建設されたナチ党党大会会場が残されているのが、ドゥッツェンタイヒなのです。

ニュルンベルク駅から路面電車でドゥッツェンタイヒに着いたら、まずは帝国党大会会場文書センターに行きましょう。

ここには、ヒトラー率いるナチ党がドイツの政権をいかに掌握していったのかが、展示されています。

何万人もの党員が詰めかけたツェッペリン広場

まるで古代ローマの円形劇場のような議会ホール

ドイツ軍のパレードを行うために建設された大通り

今は広大な敷地にすっかり傷んだコンクリートの遺物が残されています。

広い広い敷地内に車は入らず、観光客も少ないので、とても異様な雰囲気。
ここだけ異空間のよう。

ナチスが政権を握っていた当時を写した写真が敷地内の案内表示に書かれています。

その写真と今の景色を見比べながら、広大な敷地を巡るとさまざまな思いが胸に渦巻きました。

ニュルンベルクへの行き方

ニュルンベルクへは、ミュンヘンやフランクフルトからのアクセスが特に便利。

  • ミュンヘン中央駅からニュルンベルクまで
    ICEで約1時間10分
  • フランクフルト中央駅からニュルンベルクまで
    ICEで約2時間

ニュルンベルク駅からナチ党党大会会場があるドゥッツェンタイヒまではニュルンベルク駅から路面電車8番で約12分です。

さいごに

ドイツには古代ローマから神聖ローマ帝国、2度の世界大戦とさまざまな時代や側面があります。

普通に観光しているだけでは出会えない歴史から見るドイツ旅行。

きっと新鮮な発見があるはずです。

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