モン=サン=ミッシェルへ鉄道で行くなら立ち寄ることになる街。レンヌ。
2019年のGW。夢の10連休を手に入れた私はフランスにいました。
目的地はモン=サン=ミッシェル!
モン=サン=ミッシェルへの起点となり、ブルターニュ地方の可愛い田舎町へのアクセスが良いという理由でレンヌでの2連泊を決定~!
レンヌの街自体にはそんなに強く魅力を感じていたわけではありませんでした。
実際に行ってみたら、エンジョイできた!おまけって言ってごめん!
この記事は
- レンヌってどんなところか知りたい人
- 海外旅行に行けなくても、旅行気分を味わいたい人
に向けて書いております。
Contents
レンヌってどんな街?
ブルターニュ地方に位置する都市であるレンヌ。
世界中からの観光客を魅了する、あのモン=サン=ミッシェルへ向かうバスが出る街でもあります。
交通の要衝として機能しているので、パリからのアクセスも良好。
モン=サン=ミッシェルを始め、周囲の田舎町へのアクセスも良好。
しかしながら、レンヌ自体も観光客の私たちを満足させてくれる魅力ある街でした!
レンヌまでは、パリのモンパルナス駅からTGVで1時間半~2時間。
本数は少なめですが、シャルルドゴール空港駅からTGVで約2時間半。
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女2人で夜に旧市街を歩いても、不安を感じないくらい治安も良く、海外旅行初心者さんでも気軽に滞在できる街です。
レンヌの見どころ
木組みの街並み
駅から宿まで歩いた段階でのレンヌの第一印象は「大きな街」、「ヨーロッパらしい重厚感がただよう街並みではあるが、古い街並みではない」というものでした。
レンヌの古い街並みはスポット的に残っているだけみたい。
レンヌ駅から旧市街までは約1.5㎞。
徒歩で15分~20分です。
シャン=ジャケ広場
宿に荷物を置いて、雨の中傘を片手に街へ繰り出して最初に出会った木組みの家々。
「おー、これこれ!」古い木組みの家々が並んだ広場。
良くレンヌの旧市街の写真としてみるのがこの広場の写真。「レンヌに来たんだなぁ」と実感します。
「絵になる広場は暗くなってからも見ておかないと」と思って、宿を抜け出して夜のお散歩。夜のオレンジの光に照らされた広場も趣があって良き。
木組みの建物はたくさんあるわけではないですが、銅像も相まって映えます。
サン=ジョルジュ通り
シャン=ジャケ広場を見た後は雨の中、観光の目玉と聞いた庭園に行こうと、一路西へ歩きだしました。すると、また古い町並みの一角にたどり着いた!
雨が降っていたからカメラを出したくなくて、写真は撮れなかったけれど、先ほどまでの統一感のある石造りの建物が木組みのカラフルな建物にかわって、いきなりおとぎの世界。
小売店や飲食店がぎゅっと詰め込まれ、街並みと相まって楽しい雰囲気で歩ける通り。
シャピートル通りとプサレット通りの一角
レンヌ大聖堂の裏手にあるシャピートル通りとプサレット通りにも古い木組みの家々が並んでいました。
サン=ジョルジュ通りと同じくお店が並ぶ細い小道に木組みの家が残っているのですが、サン=ジョルジュ通りよりも人通りが少ないので、少し静かな雰囲気で、かわいい家を堪能することができます。
かく言う私たちもはしゃいでたくさん写真を取り合いっこしました。
宿から徒歩数分だったので、夜の雰囲気を楽しみに出ました。夜の木組みの街並みはこんな感じ。
人通りが減って、静かな町をオレンジの明かりが照らす光景はヨーロッパ旅行で好きな瞬間の一つです。
サン=タンヌ広場
レンヌの散策中に可愛い木組みの街並みを3か所見つけていたのですが、もう1か所かわいい広場があったそうです。
それがこのサン=タンヌ広場。
「え、なにこれかわいい…。行きたかった…。」
知らなかったとはいえ、見ておきたかった!
広場と広場につながる数本の通りが木組み。一番規模が大きそうです。悔しいぃ…。
紹介した木組みの街並みの中で駅から一番遠いですが、地下鉄駅が直結しているので、アクセスは簡単です。
無料で楽しめる庭園・公園
自然が多くない、都市であるレンヌですが、美しい花々を鑑賞できる無料の公園があります。
パレ・サン=ジョルジュ庭園
木組みの街並みのサン=ジョルジュ通りを通り過ぎるとこじんまりとしたパレ・サン=ジョルジュ庭園に出くわします。
綺麗に手入れされた庭園は小さいけれど、雨が降っているけれど、鮮やかなお花が咲き、芝生が茂っています。
後ろの壮麗な建物と相まって絵になる空間。
5月は春の花が咲き乱れてうつくしきかな。
雨でもそれなりに楽しんだのですが、やっぱり不完全燃焼だったので、翌日リベンジしました。
やっぱり光量が多い方が明るく良い画が撮れるね。
タボール公園
小さな庭園(パレ・サン=ジョルジュ庭園)で遊んだ後は大きな公園へ行きましょう。
パレ・サン=ジョルジュ庭園から少し北上するとすぐにタボール公園に到着。
ここには滝があったり、鳥小屋があったり、庭園があったり、温室があったり。
広大な敷地に趣の異なるスペースが作られているので、お散歩が楽しい。
幸い雨が小降りになってくれたので、充分楽しく散策しました。
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レンヌで楽しむ食
フランス旅行で楽しみたいのは、やっぱり食!
レンヌを含むブルターニュ地方の名物と言えば、「クレープ・ガレット」と「シードル(りんご酒)」。
ということで、とっても美味しいクレープリーを発見したので、ご紹介しますね。
レンヌのおすすめクレープリー
- ブルターニュ地方の名物を食べられる。
- 日曜日に開店している。
- 15時過ぎという中途半端な時間に開店している。
- 評判がよさそう。
- あんまり遠くないところ。
という条件で見つけたお店がこちら。Crêperie La Gavotte。
木組みの可愛い建物に入っているクレープリー(クレープ屋さん)。
フランス語のメニュー表だったので、どんなガレットかよく分からないで頼んでしまいました。 「どんなものが出てくるかは出てきてからのお楽しみ」状態。
ガレットは焼き立てでとっても美味。
シードルはアルコールの味が苦手な私でも美味しくいただけました。ほとんど微炭酸のりんごジュース。
生絞りりんごジュースみたいな黄金色がきれい。
ブルターニュ地方ではブドウ栽培ができず、かわりにリンゴのシードルが作られているそうです。
シードルのアルコール度数は5~7%程度なので、「お酒はたしなむ程度」という女子には最適なお酒かも。
逆に酒豪さんには物足りなさそうです。
レンヌの絶品スイーツショップ
駅から旧市街へ向かう途中に見かけた長蛇の列。
気になったので、調べてみると、評判のいいパン屋さん兼お菓子屋さんらしい。
「現地の人が並ぶお店にハズレはない!」ということで、やってきたのが、Le Fournil Vasselot。
キラキラのケーキ、美味しいアピールをしてくる焼き菓子。
たくさん並ぶ商品に目移りしながら行列に並びました。
並んで手に入れたのがイチゴタルトとイチゴのミルフィーユ。
宿のお部屋で待望の本場フランス菓子を「いただきま~す」。
部屋にフォークは備え付けられていなかったので、二人で手掴みで食べちゃいました。
美味しかった~。
レンヌで泊まった素敵なお宿
Le Quatre
レンヌ大聖堂のすぐそばにあるB&B。日本から予約していきました。
チェックイン時間を伝えておく必要がありますが、チェックイン後は建物のカギを借りられるので、いつでも出入り自由。不便さは感じませんでした。
朝食はチェックイン時に時間を伝えればその時間にお部屋に運んできてくれます。
クロワッサンに紅茶、オレンジジュース、キウイフルーツ…と十分な量と大満足の質でした。
女子2人でこの量の朝食を完食すると、昼食の時間でもあまりお腹がすいていないくらい。
チェックイン後はお願いすればスーツケースを預かってもらえたうえ、鍵の返却もスーツケースを取りに来たときでOKと好待遇を受けてしまい、大感謝でした。
宿の予約するなら、アゴダ【agoda】やBooking.comが便利!
レンヌから日帰り旅
周辺の田舎町へのバスが多数発着しているレンヌ。
ぜひ何泊かレンヌに滞在して、近くの町まで足を伸ばしてみてください。都市観光では得られないフランスの魅力を摂取できること間違いなし!
モン=サン=ミシェル
やっぱり、ここが鉄板ですよね。
海に浮かぶ麗しの修道院。フランス一の観光客数を誇る大人気観光地。
ディナン(Dinan)
美しい旧市街が残る町。
川や谷があって自然と融合した古い町はぜひぜひ行ってほしい町!
レンヌのバスターミナルから約70分。
フージェール(Fougères)
今では廃墟となったフージェール城が観光の目玉。
落ち着いた町並みを歩くこともできて一挙両得。次で紹介するヴィトレとはしごするのがオススメ。
レンヌのバスターミナルからバスで約70分。
ヴィトレ(Vitrè)
旧市街はまるで時間が止まったかのような古い町が残っています。
立派なお城は見学もできますが、一部は市庁舎として現役で使用中。
古い建物を現代でも役割を与えて、使う精神。好きです。
レンヌ駅から鉄道で約30分。