ドイツ旅行に行くんですか?では、ミュンヘンに一度は立ち寄るのでは?
ミュンヘン自体もとっても楽しい街ですが、ミュンヘンのまわりにもとっても面白いスポットがいっぱいです。
メルヘンなお城、半日の空き時間でも行ける田舎町、1日満喫したい街まで。いろいろ取り揃えましたよ~!
ぜ~んぶ、私が実際に行って、おススメできるところだけを集めました。
ミュンヘンから日帰りできる街
まずは、南ドイツを旅行されるなら、行ってほしいオススメの街を紹介します。
どこも見どころを上手にまわれば1日の観光で満足できるので、ミュンヘンからのデイトリップに最適です。
アウクスブルク(Augsburg)
ロマンティック街道を形成する街の中でも大きくて、中心的な都市。
ミュンヘンからのアクセスもよく、おすすめです。
市庁舎、教会、フッガー家の福祉施設。とても興味深いスポットがいくつもあります。
アウクスブルクの中心地のバスやトラムは無料で乗車できるそうですよ。
黄金のホールという金キラ金な美しすぎる部屋がある市庁舎だったり。
世界一古いステンドグラスがある大聖堂だったり。
かな~り上の方にあるのですが、お見逃しなく!
今でも現役の福祉施設。フッゲライだったり。
内部が公開されているお部屋や、WW2時代のフッゲライを感じることができる防空壕を活用した歴史資料館など、見どころ満載です。
アウクスブルクの閑話
ちょっと変わり種な世界遺産がアウクスブルクにはあります。それが、水管理システム。
街をとうとうと流れる綺麗な水が世界遺産に登録されるほど綿密に管理されているらしい。
確かに、周りに水源になるような山裾にあるわけでもないのに、豊かに流れる綺麗な水にびっくりしたもん。
ドイツの川って、妙な匂いがすることが多いのに、アウクスブルクはしなくて、すごいなあって思っていたら、世界遺産になるほど優れた設備だったみたい。
アウクスブルクにはアーティストの工房兼ショップがたくさんあるので、ここでしか買えないお土産探しも楽しいです。
ポストカードにサインもらっちゃった。
可愛いお店や拘りのありそうなお店がたくさんあって、ぶらぶら歩くの楽しい街でした!
レーゲンスブルク(Regensburg)
旧市街が世界遺産に登録されている街は戦災を受けておらず、歴史あるパステルカラーの街並みを散歩するだけでも楽しいです。
帝国議会が行われていた議場が今も残っている。神聖ローマ帝国にロマンを感じる人にオススメ。
お城もあるし、厳かな教会もある。見どころたくさんです!
ニュルンベルク(Nürnberg)
クリスマスマーケットがとっても有名なニュルンベルク。
ナチスの党大会が開かれる重要な街だったので、WW2ではかなり大きな被害を受けました。しかし、すっかり修復された旧市街にその面影はありません。
中世からの歴史をもつニュルンベルクが美しく再建されています。
立派な教会を見学したり、丘の上のお城から街を見下ろしたり、旧市街をそぞろ歩いたり。
1日あれば十分楽しむことができますよ!
ニュルンベルガーソーセージは私的なお気に入りドイツソーセージの第2位です。
(1位はミュンヘン名物の白いやつ)
食べさしでごめんやで。
ニュルンベルクの閑話
旧市街観光が楽しいニュルンベルクですが、街の中心から5kmほど離れたところに、たくさんの厳めしいコンクリート建築物が残っています。
ここはナチス党の党大会が行われていた跡地。
ヒトラーが作らせたどでかい施設が今でも残されています。
風雨にさらされて、どんどん風化していっているのが分かります。
有効に活用できず、かといって大きすぎて解体も進まず。
昨今の世界情勢と合わせていろいろ考えさせられました。
博物館が改修中で近々リニューアルオープンのはず。
ザルツブルク(Salzburg)
ドイツのお隣、国境を越えたオーストリアのザルツブルクもミュンヘンから日帰りで気軽に訪れられる街の一つです。
モーツァルトが生まれたこの街は、音楽の街。
大聖堂で週一回開催されるコンサートや、夏の音楽祭といった音楽イベントが盛りだくさん。
ウィーン生まれのオリジナルザッハトルテを食べたり、サウンドオブミュージックの世界に浸ったり。
たくさんの楽しみ方ができます。
ウルム
世界一背の高い教会の尖塔がある街です。
私が行ったときは修復工事中で、最上階の展望スペースまで行けませんでしたが、中間の展望スペースまでで充分見晴らしはよく、完全に息が上がってしまいました。
一番上まで階段とか、どんな拷問なんだよ…。無理でしょ…。
大聖堂は内部も大変美しく、内装やステンドグラスから差し込む光に見とれてしまいます。
町並みが美しい一角もあって、お散歩が楽しいです。
ウルムの市庁舎は外壁が美術館になっています。
壁の装飾、壁画、時計。どれをとっても美術品。
ウルムは比較的大きな街ですが、見どころがそこまで多いわけではないので、ウルム郊外と合わせて観光するのがオススメです!
ウルムから足をのばして。ブラウボイレン(Blaubeuren)
ウルム中央駅から電車で少し。駅から町の奥へ進んでいくと…
小さいけれど、澄んだエメラルドグリーンが美しい池が現れます。
この池がブラウトップフ(Blautopfquelle)。この町の最大にしてほぼ唯一の見どころです。
池以外にはあまり観光スポットがない小さな町なので、ウルムと周るのが吉。
ウルムから足をのばして。ヴィプリンゲン修道院(Kloster Wiblingen)
ウルムの街の中心部からバスに揺られること15分。郊外にやってきましたよ。
ロココ調の美しすぎる図書館がある修道院がウルムの郊外にあります。
美しい図書館って浪漫じゃないですか?私、大好きなんです。
修道院の隣には同じくロココ調の教会もあります。
こちらは無料で入場可能なので、忘れずに行ってくださいね。
ミュンヘンから日帰りできるお城
ミュンヘンから日帰りできる距離にはお城もいくつか存在します。
おとぎの国に迷い込んだような外観を持つお城、長い歴史を刻んできたお城。
どのお城もとても興味深いスポットです。
ノイシュバンシュタイン城とホーエンシュバンガウ城(Schloss Neuschwanstein)
言わずと知れたドイツ一の有名城。
東京ディズニーランドのシンデレラ城のモデルとして知名度抜群のお城と、そのお隣にある父が建てたお城、ホーエンシュバンガウ城です。
「ここは、日本か?」と言いたくなるほど、日本人に出会えます。
ヘレンキームゼー城(Schloss Herrenchiemsee)
お城へたどり着くまでの道も楽しめる。
外観はベルサイユ味も感じる完成度だけど、内装は分かりやすく未完成。
そこがまた面白いんだけど。
湖に浮かぶ島にある大きなお城。
フランスのベルサイユ宮殿をモデルに作られている。たしかに、似ていると、思う。
行ったことがないので、確実なことは言えないのですが…。
ミュンヘンから日帰りできます。
船に乗ったり、広大なお庭をお散歩できるので、優雅なお休みをエンジョイするにはオススメ。
ハールブルク城(Burg Harburg)
中世のお城での生活が想像できる面白いお城。
歴史好きさんには行ってみてほしいなあ。
ロマンティック街道沿いの小さな小さな町、ハールブルクにあるとっても立派なお城。
『進撃の巨人』の世界と似てるということで、有名なネルトリンゲンの隣町です。
城塞として敵からの攻撃に備えてきた部分、城主の家族たちが暮らしていた宮殿の部分、城壁から見るドイツの田舎の絶景。
とても良く保存されたお城の見学はとても興味深いです。
お城の敷地に入るのに入城料を払い、内部見学にはさらに追加料金を支払ってガイドツアーに参加する必要があります。
が、そんなに高くないし、その価値はあります。
ただ、ツアーはドイツ語でした。でも、一緒に参加したマダムが私たちは英語でもいいから、英語で解説して頂戴ってガイドさんにお願いしてくれて、ガイドさんも快く対応してくださったおかげで、英語でなんとか理解しながら、周ることができました。
ミュンヘンから日帰りできる田舎町
ドイツの魅力は田舎町にあると言っても過言ではない!
ミュンヘンから日帰りで小さな町へも行ってみませんか?
ランツフート(Landshut)
かわいいパステルカラーの建物がず~っと続くランツフートのメインストリート。
しかも、こんなに広い道なのに車が入ってこれないので、かわいい写真撮り放題!
丘の上にはおもちゃみたいなお城が。
ミュンヘンから電車で一本とアクセスがいいので、ぜひ足をのばしてみてください。
ガルミッシュ=パルテンキルヒェン(Garmisch-Partenkirchen)
ドイツアルプスを間近に望む町。アルプス街道の一角をなしています。
発音しにくい長ったらしい名前は昔、オリンピックが来るに際して、二つの町、ガルミッシュとパルテンキルヒェンが一つの町になったから。
今でも町の中心部は2つあります。
夏も冬も観光客が訪れるこの町には、ウィンドウショッピングを楽しめる町歩きと、ドイツアルプスを満喫できるアクティビティ。二つの楽しみ方があります。
ガルミッシュパルテンキルヒェンの町から少し足をのばせば、ドイツ最高峰のツークシュピッツェ山やアルプゼーという美しい湖に行くこともできますよ!
ミッテンヴァルト(Mittenwald)
アルプスの山裾にある、カラフルなフレスコ壁画が鮮やかな町。
町の中心から少し歩けば、本家アルプスの山々が迫る絶景に出会うことができます。
ガルミッシュ=パルテンキルヒェンからさらにドイツ奥地に入ったところにあるので、穴場感が強まります。
ロープウェーやリフトを使って山を上がることもできるので、体力がない方でも、足腰に不安がある方でも、ドイツアルプスの絶景を楽しむことができます。
自分の足であがれる山もあるので、貧乏旅行でも安心。
自然の楽しみも、町歩きの楽しみも!一挙両得!
ネルトリンゲン(Nördlingen)
最後に紹介するのはロマンティック街道の町のひとつ。
隕石衝突によって形成された盆地に作られた城壁に囲まれた円形の町。
ちなみに、この城壁に囲まれた部分が隕石のクレーターではないらしい。もっと広く、盆地全体がクレーターなんですって。
『進撃の巨人』の壁内を彷彿とさせる町としても有名になりましたね。
城壁が各地に残るドイツですが、町をぐるりと囲う城壁が一周完全な形で残っているのはここくらい。
絶対城壁にのぼって町をぐるり、してみてくださいね!
みんな大好きローテンブルク。
ミュンヘンから日帰りできなくはないですが、鉄道で行くと約3時間かかってしまうので、時間がもったいないです。
そんな人にオススメなのが、ミュンヘン発着。ツアーならできる!日帰りロマンティック街道ツアーです。