せっかくコロナもおさまって、海外旅行に行けるのに!
航空券は高いし、なにより円安が過ぎる!!
と、お嘆きの女子たちに物価が安くて、美味しいし、楽しい。
そんなヨーロッパの国を3つご紹介。
ちょっとマイナーな国かもしれませんが、どの国も「行ってよかった、楽しかった、また行きたい!」という国なので、とってもオススメですよ!
この記事は
- 円安の今だけど、ヨーロッパに行きたい方
- 女子旅にオススメなヨーロッパの国を知りたい方
に向けて書いております。
女子旅にオススメのヨーロッパの国3選
今回ご紹介したい国は
いずれの国もあまり定番の旅行先のヨーロッパの国ではないかもしれないですね。
ですが、どの国も、
こ~んな夢想して楽しい、行って最高な国ばかり。
ではでは、参りましょう~!
中欧の歴史深い国:ハンガリー
オーストリアやルーマニア、クロアチアなど、7つの国に囲まれた中央ヨーロッパの内陸国のハンガリー。
今、大変なことになっているウクライナとも少しではありますが、国境を接しています。
2023年9月に訪れたときは、隣国が戦時下にあるなんてまったく感じられないほど平和に観光できました。
一時期は「オーストリア=ハンガリー帝国」だったこともあるくらい、歴史的にはオーストリアとの関係が深い国。
ルーツをたどると中央アジアに行きつく人たちが建てた国なので、ヨーロッパの国であって唯一、ハンガリー語はアジア系の言語なんだそう。
ハンガリー語を理解できない私ですが、西欧の国ではちゃんと発音してもらえなかった私の苗字が普通に発音されたのを聞いて、発音や母音が日本語に近いのかしらと実感しました。
そして、ハンガリーは日本と同じく温泉大国。
遠くにありながら、なにかと日本との共通点が見つかる国でもあります。
物価はイタリアやドイツといったほかのヨーロッパの国々と比べて低め。
ハンガリーはEU加盟国ながら、ユーロを導入していない国なので、ちょっと不便かもしれません。
でも、そのおかげで低めの物価が維持されているので、文句は言えない。
その、ハンガリーの通貨フォリントですが、まったく両替しないで済みました。
というのも、ほとんどのお店でクレジットカードが使えますし、小さなカード非対応の店でもユーロの現金が使えるから。
どれくらい使うか分からないフォリントを両替して持っておく必要がないので、ありがたいですね。
ハンガリーの首都、ブダペストってこんなところ
ハンガリーの首都はブダペスト。
ドナウ川をはさんで、ブダ地区とペスト地区に分かれるこの街は、「ドナウの真珠」や「東欧のパリ」とも称される歴史ある美しい都市です。
- 宮殿と見紛うばかりに壮麗な国会議事堂
- 活気と商売っ気に溢れる市場
- 建物鑑賞とオペラ鑑賞ができるオペラ座
- キラキラに目がやられる大聖堂
- ゆったり、まったりできる温泉
などなど
ブダペストに1週間ほど滞在して、ブダペストと周囲の町を旅しましたが、もう、本当に楽しかった!
ハンガリーの田舎町は可愛い
首都のブダペストが数日いても楽し美味しいパーフェクトな都市ですが、ハンガリーの地方にも魅力はたくさん!
今回ご紹介する2つの町は、どちらもブダペストから電車で日帰りできる場所なので、気軽に足を伸ばせます。
とってもオススメ。
ゲデレー(Gödöllő)
ハプスブルク家とゆかりのあるお城があるゲデレー(Gödöllő)。
センテンドレ(Szentendre)
芸術家に愛されるドナウ川沿いの静かな田舎町センテンドレ(Szentendre)。
ハンガリーは美味しい
ハンガリー料理と聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
ここですんなり名物を想像できる人はすごい!
日本人に馴染みの薄いハンガリー料理ですが、実際に食べてみると何でも、どんなものでも、大抵美味しい!しかも、安い!
安くて旨いとか最高か!!嬉しい!!!
- グヤーシュという中欧で定番のほっこりスープ
- びっくりするほどお安いフォアグラ
- 三大貴腐ワインとして名高いトカイワイン
フランス料理やイタリア料理みたいな煌びやかな美食という感じではないですが、「こういうのが美味しいよね」となる、安心できるほっこり懐かしい美味しさがあります。
さらに、オーストリアと一つの国だったこともあって、カフェ文化がとても発展しています。
朝早くからやっているカフェ、遅くまでやっているカフェ、コーヒーが美味しいカフェ、フードに力を入れているカフェ…などなど、多種多様。
目的に合った、お気に入りのカフェが絶対に見つかるはず。
ほとんどすべてのカフェでWi-Fiが利用できるので、カフェでのワーケーションなんてお洒落なこともできちゃいます。
中欧一観光が楽しすぎる国:チェコ
中央ヨーロッパを旅してきて、観光地としての威力を一番ビシバシ感じたチェコ。
ドイツやポーランドといった国々に囲まれて、歴史の荒波にもまれてきたチェコの各地にはプラハを始め、観光客垂涎の都市や田舎町がたくさん!
ドイツのドレスデンから鉄道で行けたり、フランクフルトから長距離バスで行けたりと、周囲の国から陸路でのアクセスも良好で、ドイツやオーストリアといった隣国と合わせての旅行もオススメです。
チェコもハンガリーと同じく、ユーロを導入せず、自国通貨チェココルナを使っています。
そのおかげで、ほかのヨーロッパの国と比べると宿泊費や交通費、レストランの料金などなどがだいぶ控えめ。
通貨がマイナー通貨であるためか、クレジットカードがほとんどのお店で対応していますし、ユーロ決済ができるお店も多いです。
私の場合、チェスキークルムロフのクリスマスマーケットの一部屋台で現金のみだった以外はカードやユーロの現金で問題ありませんでした。
ドイツからチェコに入国した私は、ドイツと比べて安くて美味しいチェコのごはんに感動しました。
首都プラハの楽しみ方
- プラハ城
- 旧市街広場
- カレル橋
- 修道院に教会…
などなど。
観光スポットが目白押しのプラハ。
それでいて、広い旧市街のどこを見ても、どこを歩いても立派で威風堂々とした石造りの建物が続いて、すべての道を歩いてみたくなる、観光客泣かせな街。
1週間、ずっとプラハにいましたが、まったく飽きませんでした!
「たっぷり時間を取っておいて良かった!」と自分を称賛したくらい時間があればあるだけ楽しめる街。
チェコの田舎町
首都のプラハ以外にも行きたい町がいっぱいあって、チェコは本当に魅力が尽きない!
チェスキー=クルムロフ(Český Krumlov)
チェコの田舎町と言えば、チェスキー=クルムロフ!ですよね。
小さな小さな谷間の町を散策したり、パステルカラーのお城から町を見下ろすのも最高です。
3時間近くかかりますが、プラハから直通のバスがあって、日帰りできるのも助かります。
ブルノ(Brno)
チェコ第2の都市ブルノ。チェコ南東部に位置する、モラビア地方の中心都市です。
モラビア地方の田舎町を周るのに拠点に最適です。そして、ブルノ自体も魅力あふれる街。
ズノイモ(Znojmo)
チェコ南東部、オーストリアとの国境に近い場所に位置する、ターヤ川の渓谷の上に建てられた小さな町、ズノイモ。
町と谷が織りなす美しい景観と、絶品のモラビアワインのマリアージュがたまりませんなぁ。
ワイン好きさんにはぜひ訪れてほしい町です。
ミクロフ
オーストリアとの国境にほど近い、丘の上に位置する町、ミクロフ。
淡い黄色が可愛いミクロフ城と教会がランドマーク。
ここもワインが美味しい!
チェコは美味しい
チェコと言えば、やっぱりビール!!
チェコはビール大国。世界一の消費量を誇ります。
ビール苦手な私ですが、何度か試してみました。すっきりして飲みやすい、美味しく飲めるものを。
ビール好きの方には天国ですよ!
料理で言えば、お隣のハンガリーと同じく、気取らない、変わった食材を使わない、日本人の私たちの想像を超える味付けをしない、堅実に美味しい料理を提供してくれます。
チェコは内陸国なので、料理はお肉が中心。
日本人の舌にも合う、美味しいガッツリ料理がお安く食べられてとても幸せ。
チェコ南部、モラビア地方に秋訪れる方には絶対に試してもらいたいドリンクがあります。
それが、ブルチャーク。
ワインの産地でこの時期にだけ楽しめるぶどうジュースがワインに変っていく途中のドリンク。
これが、本当に、ま、じ、で!美味しい。美味しすぎるのです。
ぶどうの強い甘さがあって、でもワインの風味も生まれ始めているから奥深いし。
道端でこんな風に気軽に買えるので、期間限定の絶品ドリンク。見つけたら試してみてください!きっとハマりますよ?
プラハでぜひぜひ行ってほしいカフェが、カフェルーブル。
あの有名作家、フランツ=カフカが通ったという由緒ある老舗カフェで、内装やスタッフさんたちは高級志向のそれ。
パッと見て「敷居が高い!」と腰が引けてしまいそうな雰囲気なのですが、これがどうして、貧乏旅行客の私でも手を出せる良心的なお値段。
雰囲気抜群、サービス満点、お値段お手頃という行かない手はないお店なので、ぜひぜひ。
素朴なヨーロッパを知れる国:ポルトガル
ヨーロッパ大陸の西の果て、大西洋に面した国、ポルトガル。
ポルトガルのもつ雰囲気は、どこか寂れたような、よく言えば味があり、悪く言えば時代に置いていかれたような感覚を覚えます。
ポルトガルはユーロを導入している国なのですが、フランスやイタリアよりも物価は安めの印象。
特に宿泊費や交通費が良心的な価格です。
首都リスボン
大航海時代、いち早く海へ出たポルトガル。
世界史の教科書に出てきた人々が闊歩した街を歩き、出立した港へ行き、お墓のある教会へ行くことができます。
往時をしのばせるモニュメントが今もたくさんあって、ヨーロッパの歴史大好きな私は大興奮。
ポルトガルの田舎町
ポルトガル観光の基本はやっぱりリスボンですが、地方都市や田舎にも面白いところがたくさん。
列車やバスで気軽に行けるので、足を伸ばしてみてください!
オビドス
リスボンから日帰りできる小さな町。
町を一周する城壁に守られた、王妃様が愛した可愛いの詰まったおもちゃ箱。
ロカ岬
田舎町とは違いますが、ヨーロッパ大陸最西端の岬。
ユーラシア大陸の東沖からやってきた日本人なら、西の果てに感慨深くなること請け合いです。
ポルトガルの美味しい
歴史的に日本とのかかわりも深いポルトガル。
南蛮渡来と言えば、ポルトガル由来でした。
食文化的にもカステラやエッグタルトがポルトガル発祥の食べ物として日本でも食べられていますね。
日本と同じく海とともに生きてきたポルトガル。魚を食べる文化が根付いています。
国が醸し出す雰囲気と同様、食べ物も素朴で懐かしい味わい。
味覚が近いのか、日本人の口にも合うので、安心です。
さいごに
円安進行で割高になってしまった海外旅行。
でも、せっかく海外に再び行けるようになった今!「ヨーロッパを解禁したい!」という方へお勧めしたい国を3つご紹介しました。
まだまだ航空券も高いので、気軽にとはいかなくても、ヨーロッパ、検討してみては?