チェコ旅行と言えば、首都のプラハや大人気のチェスキークルムロフですよね。
たしかに、どちらの街も素敵です。特にプラハは1週間滞在しても飽きなかったくらい本当に魅力にあふれた場所だと私も思っています。
でも、チェコの魅力は国の南東部、モラヴィア地方にもたくさん詰まっていることを知ってほしい!

のどかな丘陵地帯、小さいけれどとても可愛い町並み、そこで育まれた美味しいワイン!
女子の心をわしづかみにする町が、モラヴィア地方の田舎町にありました。
今回は私が実際に訪れて心奪われたモラヴィア地方の田舎町を2つご紹介します。
チェコ第2の都市ブルノから日帰りできる場所ばかりなので、足をのばしやすいのもGOOD。
ぜひ参考にしてくださいね。
チェコ南部、モラヴィア地方という選択

プラハやチェスキークルムロフに比べると、モラヴィア地方はまだ日本語情報も少なく、観光地としてはややマイナーな存在かもしれません。
でもその分、
- 観光地化しすぎていない
- 人が少なく、静かに歩ける
- 小さな可愛い町!
という、個人旅行好きにはたまらない魅力があります。

モラヴィア地方の田舎町を巡るなら、ブルノを拠点にするのが正解!
チェコ第二の都市、ブルノはプラハから鉄道で約1時間。
プラハに滞在して、ブルノへ日帰り旅行するというのも乙ですが、私個人としてはブルノに宿泊して、ここを拠点にモラヴィア地方の田舎町を訪れるのがオススメ。
ブルノからなら、モラヴィアへバスや鉄道で1時間ほど移動すれば、魅力的な田舎町に出会えます。
そこでは、都市観光では見つけられないチェコの魅力をたくさん発見できますよ。
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ミクロフ

ブルノからミクロフへの行き方
ミクロフはブルノから、バスまたは電車で訪れることができます。
- 電車利用
ブルノ中央駅からミクロフ駅まで約1時間半(Breclavで乗換) - バス利用
ブルノバスターミナルからミクロフまで約1時間半(乗換なし)
私は、ブルノからミクロフへは電車、帰りはバスを利用しました。
- 電車の時刻はGoogleマップで検索できる
ほぼ定刻で発車します - 中央駅の有人窓口で切符を買える
日曜日の朝でも開いているし、混んでいなくてよかった
買った切符はホーム上にある黄色い箱で打刻してから、電車に乗車してください。
バスの発着はブルノはバスターミナル
ミクロフはここのバス停
ブルノへの帰りのバス 車内でチケットを購入できます。しかも、クレジットカードが利用可能。
鉄道駅よりバス停の方が旧市街に近いので、便利。
1都市だけでは満足できない!という欲張りさんは現地発着ツアーに参加するのもあり。
駅から旧市街まで

ミクロフ駅から旧市街までは20分ほど坂を登る必要があります。
駅からの道のりには、正面にどーんとミクロフのランドマークであるお城が見えるので、わくわくしてあまりつらい道のりではないので、ご安心を。
旧市街に入ればパステルカラーの可愛い家々が並んでいて、女子心を射抜かれます。

ミクロフの見どころ
聖なる丘

町のはずれの丘にあるチャペル(Chapel of St. Sebastian)までのぼれば、かわいい町とモラビアの開けた大地が一望できます。のぼる価値あり!


ミクロフ城
ミクロフのランドマーク。
この街をこの街足らしめているのは、この城があるからだと言っても過言ではないのでは…!?

美しく整えられた庭園や、それを見下ろすテラスといった場所は無料で入ることができます。
内部見学したいときはツアー参加が必要なのですが、いくつもツアーが設定されています。(博物館、図書館、ワインセラーなど)
どのツアーに参加すればいいのか、迷ってしまいます。
私はワインセラーのツアーに参加してきました。ただ、英語のオーディオガイドを一生懸命聞いても理解できることがたかが知れているので、感想としては「まあ、こんなもんか」というくらい。
ただ、庭や無料で入れるテラスだけでも行く価値はあります!むしろ、ツアー参加しなくても良いかも??


教会(Vyhlídková věž kostela sv. Václava)

無料で内部見学ができます。ただし、塔に登る場合は有料。
内部は、天井装飾すごい。バロック様式なのでしょうか? 大理石と金の装飾がとっても豪華でした。
地下の納骨堂?では、なかなか衝撃的な骨骨しいものが見学できます。
ディートリッヒシュタイン家の墓(Dietrichstein tomb)

貴族のディートリッヒシュタイン家の人々が埋葬されているお墓と教会を見学できます。
見学はガイドツアーのみ。ツアーの時間になるまで門は閉まっています。
ツアーの内容
- 塔の中の資料館
- 塔の上にある展望スポット
- 礼拝堂
- お墓
全体でおおよそ、40分のガイドツアーでした。ガイドさんはチェコ語ですが、英語の説明文のラミネートを借りられました。

ズノイモ
ブルノからズノイモへの行き方
ブルノのバスターミナルからズノイモまで直通のバスで約1時間程度。
始発から終着まで乗り通しなので、降り損ねたり寝過ごしたりする心配がなくて安心。
ズノイモの見どころ

ズノイモの町の谷底、ターヤ川のほとりに一番のフォトスポットがあります。
丘の上り下りがたいへんですが、ぜひ行ってください!
地下都市ツアー(Znojmo underground)
地下の洞窟を歩くツアーは、探検のようで怖くもあり、楽しくもあり。当時の信じられない生活が垣間見れてとても興味深かったです。
地下都市ツアーは大人130コルナ、学生80コルナ。
毎時30人ずつのガイドツアーで、英語の音声ガイド借りられます。
幸い私が申し込んだときには一人旅の女性がもう一人いたので、2人でツアーに参加することができました。


ズノイモの教会巡り
- St. Nicholas’ Deanery Church
とても高い天井。3つの大きな祭壇。 - Kostel svatého Michala (Znojmo)
中には入れませんが、 バロックの装飾が綺麗な教会。 - The Dominican Church
たくさんの礼拝堂があって、どれも見事な装飾。 パイプオルガンの置いてある、背後のアーチが圧巻

ワインバー(Znojmo Wine Bar)

ここでは100種以上あるワインを飲み比べできます。ワイン好きには天国のような場所。
最初にプリペイドカードを購入し、好きなワインを好きな量だけ試せる仕組み。
ワイン初心者の私でも、味の傾向が分かりやすく書かれたパンフレットのおかげで、楽しく選べました。
グラスを返却すると、デポジット分のお金が返ってきます。
どちらも、かわいいワインの町
ズノイモ、ミクロフのどちらの町もかわいい雑貨屋さんがありました。
しかも、ほかで見かけないデザインのものが、あまり高くなくて…!
たくさん買いたくなってしまいました!チェコ雑貨ってかわいいよね!本当に。

また、10月に訪れたときはブルチャーク(ワインになる途中の微発砲の飲み物)が露店やお店でたくさん売られていました。
さすが、ワインの本場。どちらで飲んだブルチャークも甘くて、とっても美味しかった。ボトル売りだけでなく、カップ1杯から売ってくれるので、ぜひ試してください。
普段お酒を飲まない私ですが、ブルチャークだけは毎日1杯飲んでしまうくらい、ハマってしまいました。
モラヴィア地方の田舎町は、こんな人におすすめ
- プラハはすでに訪れたことがある
- 観光地化しすぎていない町を歩きたい
- ワインや街歩きが好き
- 一人旅・個人旅行が好き
ブルノを拠点に、少しだけ足をのばす。
そんなチェコ旅行も、とてもおすすめです。


