フランス、アルザス地方のコルマールという街の周辺には、フランスで最も美しい村に選ばれている村やフランス人の愛する村など、小さいけれど魅力的な村が点在しています。
これらの村々を巡る自転車の旅や徒歩の旅はいかがですか?
バスや車で巡る旅とは、違った魅力が見つかるはず!
↑コルマールまでの移動手段や、バス旅の詳細はこちらから。
アルザス地方を徒歩と自転車で巡る魅力
アルザス地方の小さな村々はアルザスワインの故郷、ブドウ畑に囲まれています。
夏には新緑、秋には黄金のブドウ畑の中を巡るツアーは、自然を肌で感じることができますよ。
このアルザス地方、実は古城の宝庫でもあります。
車ですーっと通りすぎるだけでは見逃してしまいそうな、遠くの山にお城が…!
自然や歴史を楽しむスローな旅行体験は、自転車や徒歩旅ならでは!
ぶどう畑の向こうに小さく見えるおもちゃ箱のような家々を眺めながらのお散歩は、贅沢としか言いようがありません。
今回ご紹介するプランはどれも、アラサーの運動不足OLが実行したもの。
あまり気負わず実践できるので、安心してください。
徒歩で巡るアルザス地方1日モデルコース
アルザスの可愛い村の中でも大人気!
- リクヴィール(フランスの最も美しい村)
- ウナヴィール(フランスの最も美しい村)
- リボーヴィレ
- ベルクハイム(フランスの最も美しい村)
を徒歩で巡ります。
夏にオススメ!ブドウ畑と村々満喫コース
6:45-7:30 | コルマール-ベルクハイム | バス |
ベルクハイム | 散策・朝食 | |
9:30-10:50 | ベルクハイム-リボーヴィレ | 徒歩(3.4km) バス選択可 |
リボーヴィレ | 散策・ランチ | |
13:00-13:40 | リボーヴィレ-ウナヴィール | 徒歩(2.3km) |
ウナヴィール | 散策 | |
14:00-14:40 | ウナヴィール-リクヴィール | 徒歩(2.5km) |
リクヴィール | 散策 | |
17:30-18:00 | リクヴィール-コルマール | バス |
夏の陽が長い一日をかけて4つの村を巡る、コルマールからの日帰りプランです。
出発地点はコルマール駅前のバスターミナル。
コルマール駅からベルクハイムまで直行するバスは少ないので、事前に時間をしっかり確認しておいてください。
ベルクハイム(2時間)
フランスの最も美しい村に選ばれている小さなかわいらしい村。
観光客があまり多くないので、中世の雰囲気香る村をゆったり観光できます。
その昔、村を囲っていた城壁と塔が残っています。
城壁の跡は散策路になっているので、お散歩してみるのがオススメ。
リボーヴィレ(2時間)
今回巡る村々の中では1番規模が大きい町です。
可愛い家並みを眺めながらの町歩きと、アルザス地方独特の可愛い雑貨屋さんをのぞくのが楽しい。
町の奥の山には古城が3つあります。
実は、城までのハイキングコースが整備されているので、気になる人は調べてみて。
ウナヴィール(20分)
フランスの最も美しい村にも選ばれている素朴でかわいい村。小さな小さな村。
今回訪れる村の中でも一番小さくて、観光地化されていないので、アルザス地方の素顔が見れるかも!?
リクヴィール(3時間)
アルザス地方の村々の中で一番人気!
そして、一番人気の期待を裏切らない可愛すぎる村です。
観光客を可愛いさで悩殺しようとしてきます。
お土産屋さんやレストランがたくさんあるのでショッピングも村歩きも食も楽しめる、最強の村です。
大人気の村なので、観光客の数も桁違い。
静かな村を歩きたいなら、リクヴィールに宿泊するか、早朝の到着がオススメ。
冬にオススメ!クリスマスマーケット満喫コース
11:00-11:45 | コルマール-リクヴィール | バス |
リクヴィール | ホテルにチェックイン | |
13:00-14:00 | リクヴィール-ウナヴィール | 徒歩(2.5km) |
ウナヴィール | 散策 | |
14:20-15:00 | ウナヴィール-リボーヴィレ | 徒歩(2.3km) |
リボーヴィレ | 散策 | |
18:30-18:45 | リボーヴィレ-リクヴィール | バス |
リクヴィール | 宿泊 |
ブドウ畑の散策とクリスマスイルミネーションを楽しむプラン。
夏と比べて静かになったブドウ畑を歩いて3つの村を巡ります。
リクヴィールで宿泊することで、イルミネーションをリボーヴィレ、リクヴィールの両方で楽しめます。
特にリクヴィールは日帰りの観光客が帰った静かな村を満喫できるので、静かに観光したい人にオススメ。
自転車で巡るアルザス地方のモデルコース
アルザスの可愛い村の中でもオススメの村
- カイゼルスベルク
- テュルクハイム
- エギスハイム
を自転車で巡ります。
一日で3つの村を巡るサイクリングコース
8:30-9:50 | コルマール-カイゼルスベルク | 自転車(13km) |
カイゼルスベルク | 散策 | |
12:15-13:15 | カイゼルスベルク-テュルクハイム | 自転車(7.7km) |
テュルクハイム | 散策 | |
13:50-14:20 | テュルクハイム-エギスハイム | 自転車(6.2km) |
エギスハイム | 散策 | |
17:15-17:40 | エギスハイム-コルマール | 自転車(5.6km) |
コルマールにはレンタサイクルのお店がいくつかあります。
アルザス地方はサイクリングが人気アクティビティなので、小さな村にもレンタサイクルのお店があります。
小さな村に宿泊して、そこから自転車で周囲の村々を巡るのも、絶対楽しいですよ!
コルマールの駅前にあるレンタサイクルのお店はこちら。
自転車を借りればフットワーク軽く、自由な移動がかないます!
私は電動機なしの自転車を借りて、ひどい目にあいました…。
カイゼルスベルク(2時間半)
コルマールで自転車を借りたら、いざ出発。
まずはカイゼルスベルクを目指します。
コルマールからカイゼルスベルクまでの道のりは、後半が登り坂がきつくて、ちょっと大変。
距離は長めですが、道中ほとんどがサイクリングロードなので、走りやすいです。
カイゼルスベルクは川沿いに並ぶおもちゃみたいに可愛い家々が特徴。
息を切らして到着したら、こんなに可愛い世界が待っています。
テュルクハイム(30分)
カイゼルスベルクからテュルクハイムまでは、比較的高低差はありません。
ブドウ畑の道はとても景色がよく、気持ちが良いです。
体力に自信がある方、電動自転車を借りている方はぜひチャレンジしてほしい!
紹介してきたアルザスの小さな村の中で唯一、コルマールから列車で訪れることができるテュルクハイム。
コロンバージュ(木組みの家)が建ち並ぶ典型的なアルザスの田舎町という雰囲気です。
エギスハイム(3時間)
テュルクハイムからエギスハイムまではだらだらと登り坂です。
これまでの行程に比べれば、距離が短い分、比較的楽ちんです。
小さな村が環状に形成されており、村の外周となる道を歩いているだけで絵本の世界に迷い込んだような気分に浸れるのが、ここエギスハイムです。
エギスハイムからコルマールへ帰る道のりには、ほとんど高低差がありません。
帰り道はお疲れなので、ゆっくり帰りましょう。
半日で気軽にサイクリングコース
13:00-13:30 | コルマール-エギスハイム | 自転車(5.6km) |
エギスハイム | 散策 | |
15:30-16:00 | エギスハイム-周辺※ | 自転車 |
16:00-16:30 | エギスハイム-コルマール | 自転車(5.6km) |
※周辺のブドウ畑を少しサイクリング
コルマールからエギスハイムまでは高低差がなく、距離的にもサイクリングに最適。
体力に自信がない人や、軽いサイクリングと可愛い村のセットを楽しみたい人はエギスハイムまでのサイクリングがおすすめです!
コルマールからエギスハイムまでの道中は、景色の良い道を通りません。
(普通の幹線道路)
ぜひ、エギスハイムの村を散策した後に、周囲のブドウ畑の中をサイクリングしてほしいです!
徒歩・自転車旅を成功させるポイント
普段の街歩き旅行では必要ないけれど、徒歩や自転車で巡るときには気を付けてほしい、ポイントをまとめました。
持ち物
- ドリンク
- おやつ
- リュック
特に夏場に徒歩や自転車で旅行するなら、ドリンクは必須!
リクヴィールやエギスハイムのような村は観光地なので、水のボトルであっても高額です。
オススメはコルマールのスーパーで買って持っていくこと。
グミやチョコ、クッキー。
好きなおやつを持っていくのがオススメ。
レンタサイクルに籠がついていなかったり、小さかったりする可能性があるので、リュックがあると安心。
徒歩旅でも腕を振って歩けるリュックはショルダーバッグやトートバッグよりも疲れにくいです。
↑嵩張らない折り畳みリュックが便利!
服装
- 歩きやすい靴
徒歩でも、自転車でも重要なのが、スニーカーのような歩きやすい靴!
夏にほしいもの
- 帽子(ストラップ付がオススメ)
- サングラス
- 日焼け止め
ヨーロッパの夏の日差しは日本のそれより、強い!
ジリジリの威力がすごいのです。
日差し対策は必須。
冬にほしいもの
- 手袋
特に自転車に乗っているときは手が冷たくて、ツラいです。
防寒対策の中でも、忘れがちな手袋に気を付けて!
確認しておきたいこと
交通ルール
特に自転車を使うときは、日本のルールと違うこともあるので、理解しておきたいですね。
- 自転車は右側通行、歩行者は左側通行
- 自転車で右左折するときは手信号を出す
- 歩行者が横断歩道をわたるときは停止する
自転車のライトのつけ方
レンタサイクルを使う際には、出来ればレンタルショップで聞いておきたいのが、ライトのつけ方。
少なくとも、暗くなる前に自転車を確認しておきましょう。
私は750mlの水のペットボトル持ち歩いていました。
それでも足りないくらい。