韓国のハブ空港である仁川空港。
日本各地から就航しているので、韓国旅行だけでなく、海外旅行に行く際の乗継地としてお世話になった人も多いのでは?
仁川空港での乗継時間が長い人向けに、無料のトランジットツアーが毎日開催されています。
先日、そのツアーに参加してきたので、詳しくご紹介します。
Contents
トランジットツアーの概要
仁川空港が主催する、無料のトランジットツアー。
どの航空会社を利用していても参加できます。
今回は9:00~14:00の「烏頭山展望台と臨津閣を巡るツアー」に参加しました。
- 乗継時間が24時間以内であること
- ツアー開始時間の30分前にデスクで受付をすませること
トランジットツアーへの参加方法
ツアーデスク(第1ターミナル)への行き方
飛行機からおりたら、この廊下を直進して、パスポートコントロールの列に並びます。
パスポートコントロールを終えて、韓国に入国したら、バゲッジクレームを通り抜けます。
スーツケースは最終目的地までスルーになっているはずなので、ここでは荷物受取はありません。
制限区域を出ます。
出口をでて、左に歩いていくと国際線到着A出口の大きな看板を目指します。
A看板の近くに、19番と20番のカウンターがあります。
これがトランジットツアーの受付窓口です。
入国審査の列に並んでから、ツアーの受付デスクにたどり着くまで、30分ほどかかりました。
到着時刻から1時間以内に出発するツアーへの参加は難しいと思います。
ツアー開始よりも早く到着したときは…
空港到着が早朝の場合など、トランジットツアー出発まで時間があって、一度ラウンジなどで休みたいときもありますよね。
そんなときは「Transfer(乗継)」の案内に沿って、手荷物検査を受けて、搭乗階へ行きましょう。
無料ラウンジやプライオリティパスが使えるラウンジがあるので、ゆっくり休憩しましょう。
搭乗口25番、29番の近くにトランジットツアーの案内カウンターがあります。
ここには人は常駐しておらず、定められた時間にスタッフさんがやってきます。
デスクの上には今日のスケジュールを記した紙があるので、どのツアーに参加するか決めておきましょう。
受付時間になったら、ここで参加したいツアーを申告し、ツアー参加の条件を満たしているか確認をされます。
手続きがすんだら、職員さんと先ほど通ってきた手荷物検査のレーンを逆行し、パスポートコントロールの列まで連れて行ってもらえます。
そこからは、上で示したように、出口A近くにあるとトランジットツアー受付デスクまで自分で行かなければなりません。
ツアー参加についての注意
- 入国の条件を事前に確認してください。
ビザやK-ETA(大韓民国電子渡航認証)が必要な場合があります。 - 今回の渡航ですでに入出国をしていないか。
一度の渡航で再入国はできません。
ツアーの予約
トランジットツアーの参加枠は、事前予約が全体の50%確保されています。
私は仁川空港への到着が早朝だったので、当日枠が埋まる前に申し込みができるだろうと思って予約はしていませんでした。
結果、第一希望のツアーに参加できました。
参加したツアー自体は満員だったので、予約ができるなら、事前予約する方がベターです。
ツアーのスケジュール
- 9:00 仁川空港を出発
- 10:00-10:40 烏頭山展望台
- 11:00-12:30 臨津閣(昼食時間)
- 13:40 仁川空港に到着
申し込み→出発
ツアーデスクで申し込みができたら、ツアー証を首にかけてデスク前のベンチで出発まで待ちます。
ツアー参加者はターミナル1,2それぞれ10人ずつ、合計20人。
私が参加したツアーは満員でした。
同時刻に出発するツアーがいくつかあるので、ちゃんと点呼を受けて、ついていく職員さんを間違えないようにしましょう。
点呼や出発のときにその場にいないと、容赦なく置いていかれるので、トイレなどの準備は事前に済ませておきましょうね。
ターミナルの前からこのド派手なツアーバスに乗って出発します。
烏頭山展望台
北朝鮮との軍事境界線に近い、山の頂上にある烏頭山展望台。
天気が良ければ、対岸の北朝鮮を肉眼で見ることができます。
…天気が良ければ。
この建物は、分断された朝鮮半島に関する資料館も兼ねています。
ガイドさんと一通り見学をします。
最後に15分ほど自由見学の時間がありました。
知識や情報でしかなかった南北朝鮮の関係の渦中にある人々の存在を実感して、感情が揺さぶられる経験でした。
臨津閣
停戦状態とは言え、敵国が目と鼻の先なのに、遊園地もある観光地になっているのには驚きました。
朝鮮戦争のころに、北朝鮮軍が韓国に侵入しようとして掘った第三トンネル。
トンネルの入口があるDMZにわたるためのゴンドラにすら乗れず。
だいぶガッカリ。
VRの機械でDMZ内を車で走るというアトラクションはさせてもらえました。
正直、そんなことよりもトンネルに入りたかった…。
アトラクションのあと、50分~1時間ほどの昼食時間を兼ねた自由時間が与えられました。
自由時間には、敷地内にある朝鮮戦争期の遺物をいくつか見学してきました。
仁川空港に到着
再び、バスに乗って空港へ帰ってきて、解散です。
ツアーの最後には、トランジットツアーのオリジナルキャラクターがあしらわれたグッズをお土産にもらいました。
中身は
- ルービックキューブのキーホルダー
- 歯磨きセット
手荷物検査、出国手続きをしたら、搭乗階にたどり着けます。
14時くらいに手荷物検査と出国審査を受けたときは、約10分程度で終了しました。
観光ツアーの食事
このツアーには食事はついていません。
昼食時間がとられた臨津閣には、いくつかの食堂と売店があるので、空腹で困ることはありません。
私は売店でこちらのチーズドック(約500円)を購入しました。
味は、まあまあ。
ツアーに参加しての感想
天気が悪くて、展望台から北朝鮮が見えなかったので、かなりガッカリでした。
食事がついていないので、ツアーの満足度は低め。
韓国は公共交通網が発達しているので、自分自身でソウルなどに短時間の観光に出かけた方が有意義かもしれません。