イタリア

【完全解説】小さくても魅力満載!サンマリノ観光完全ガイド・モデルコース

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皆さんはサンマリノという国をご存知でしょうか。

イタリア国内に存在する60㎡あまりの小さな小さな国です。(世界5番目の小ささ)
それでいて世界最古の共和国というとっても不思議な国。

美しくて、興味深くて、ちょっと行きにくいそんなサンマリノを解説いたします。

サンマリノへの行き方

サンマリノには空港も鉄道もありません。
イタリアのリミニという海辺の街からバスで向かうのが最も一般的で、スムーズです。

バスチケットの買い方

バスのチケットを現地購入する場合は、リミニ駅から出て、道を挟んだ正面に位置するこちらのタバコ屋さんで買うことになります。
目印はタバコ屋さんの右隣にあるバーガーキング

駅構内に、サンマリノの文字が書いてある窓口や看板がいくつかあるのですが、そちらはトラップ。
駅外のタバコ屋でしかチケットを買えないので、看板は無視して駅から出ましょう。

事前にバスに乗る時間が決まっているなら、ネット予約が楽です。
乗車直前まで予約が可能。

時間指定が必要なので、「電車が遅れて、バスに乗り遅れるかも…」という心配がある人は、現地購入が安心でしょう。

リミニからサンマリノまでのバスはこちらからネットでも購入可能です。

バスを予約する

バス停の場所

サンマリノ行きのバス停は、リミニ駅から、正面の道をわたって右に進んだ先にあります。
チケットが買えるタバコ屋さんの前の道を150mくらい歩いたところです。

少し遠いので不安になりますが、サンマリノへ向かう人はたくさんいるので、バス停で待っていると、周りに同じ待ち人が来るので、安心してください。

目印はホテルナポレオン(Hotel Napoleon)

バスは大きな観光バスがやってきます。
大きなスーツケースは下のトランクへ預けましょう。

バスの終点がサンマリノの中心地なので、降り損ねる心配はありません。
のんびり車窓観光を楽しんで。

1時間くらいバスに揺られれば、山の上のサンマリノに到着です。

リミニへの行き方

リミニへアクセスしやすい大きな街は、ボローニャです。

ボローニャからリミニ
鉄道で1時間半~2時間程度。直通

フィレンツェミラノなどから向かいたい場合は、鉄道で1度ボローニャへ向かい、乗り継ぐことになります。

  • リミニへの鉄道を検索するならOmioが便利
日本語で安心予約

ボローニャも観光が楽しい街なので、立ち寄ってみることをオススメします。

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サンマリノ散策モデルコース

サンマリノの旧市街はこじんまりとしているので、スポットをしぼって観光するだけなら、3時間程度でまわれます。

まずはバスが到着する駐車場からスタート。

高い城壁を左手に見て、奥へ進むとエレベーターがありますので、それで城壁の上へ向かいます。

エレベーターからおりて、左へ歩くと立派な門が見えてきます。
この聖フランシスの門から旧市街に入るのが便利。

はちみつ色の建物が連なる雰囲気の良い道をあがっていきます。
両側の建物にはお土産屋さんやレストランが入っていて、のぞきながら歩くのも楽しい。

この道沿いに観光案内所があるので、観光マップやパスポートにスタンプが欲しい方は寄っていきましょう。

共和国宮殿・自由の広場

急勾配のヘアピンカーブを上っていくと、優美な建物が建つ広場に出ます。
ここは自由の広場。正面に建つのが共和国宮殿。

ここでは、衛兵交代式が見られたらラッキー!
私は夜に行進している衛兵さんたちに出くわしました。

6月半ば~9月半ばの夏季期間は9:30~18:30の間で1時間おきに衛兵交代が実施されます。

衛兵交代の詳細

宮殿内部の見学も可能です。
大きな建物ではありませんが、長らく共和制を守ってきたサンマリノの真髄がここにあります。

https://www.museidistato.sm/palazzoPubblico.html

共和国宮殿内部は、荘厳な石造のエントランスや歴史画のある会議室などが並びます。
議場では議会が開かれ、聖マリノの壁画が象徴的に描かれています。サンマリノが守ってきた自由と独立の根源を垣間見ることができます。

共和国宮殿、第一の塔、第二の塔についての営業時間やチケットについてはこちらから確認してください。

詳細を見る

ロープウェイの乗り場

山の下にある街と上の旧市街を結ぶロープウェイがあります。
ロープウェイ乗り場の横にある広場からは、眼下に美しい景色が広がります。

サンマリノ聖堂

真っ白でとても美しい教会。タイルや柱の装飾が細かくて、見ごたえがあります。

1826年に建築家アントニオ・セッラ設計で再建されたネオクラシック様式の教会。
正面は8本のコリント式柱が並び、内部は三廊式で6つの祭壇と美しい絵画がある。

第1の塔グアイタ

聖堂から急な坂をあがってようやく到着。ここからがサンマリノ観光のハイライト!

有名なサンマリノの塔のうち、一番手前にあるのがこのグアイタの塔。
城壁や塔の上から絶景を望みたいという方はぜひ入場してみましょう。

サンマリノ最古で最大の要塞「グアイタの塔」は、見張りや避難所として建てられ、16世紀には一部が牢獄となり1970年まで使用されました。
内部には1960年建立の聖バルバラ礼拝堂や要塞の中核「マスティオ」など歴史的見所が満載。市民に危険を知らせていた鐘楼「カンパノーネ」は、今も祝祭日に鳴り響きます。

魔女の散歩道(Passo delle Streghe)

グアイタの塔と、第二の塔チェスタとの間を結ぶ城壁の道です。

天気が良ければアドリア海まで望める美しいイタリアの丘陵風景を眼下に見つつ、優美な塔の姿を見ながら歩ける絶景の散歩道。

私はこの道が好きすぎて、昼、夕、夜、早朝と何度も足を運びました。

第二の塔チェスタ

急坂を頑張ってのぼった先に現れる石造りの立派な塔が、チェスタの塔。

こちらの城塞には古代武器博物館を併設しています。
また、塔からグアイタの塔を見下ろす絶景を見ることもできるので、入城がオススメ。

チェスタの塔の下から撮影した夕焼けのグアイタの塔。

第三の塔モンターレ

一番奥に位置するこの塔は、唯一入城見学ができません。

足元まで行ってみましたが、チェスタの塔をまわりこんで、モンターレの塔を望むだけでいいかなと個人的には思いました。
途中の道も森林の中を歩くことになって、決して景色もよくないので。

時間と体力があるよ!という方は塔まで行ってみてください。
時間がない方はモンターレ塔は遠くから見るだけで充分満足できますよ。

チェスタの塔まで戻ったら、あとは気が向くまま下りながらいろいろな道やお店を散策してみましょう。
サンマリノの旧市街は決して大きくないので、迷子になることはたぶんない!

帰りはまた聖フランシスの門から出て、エレベーターをおりればリミニ行きのバス停があるターミナルにたどり着けます。

サンマリノでしたいこと

パスポートにスタンプをもらう

サンマリノに入国する際に、入国審査はありません。
バスに揺られている間にいつの間にか入国しています。

せっかく来たのですからパスポートにスタンプ欲しくないですか?
その願い、観光案内所で叶いますよ。

5ユーロでスタンプをもらえます。
ただし、支払いは現金のみなので、ご注意ください。

自分にポストカードを出す

こちらもちょっとレアな国に行ったらやりたいことの筆頭でしょう。
その国の切手を貼って、ポストカードを出すこと。

お土産屋さんでポストカードと切手を買って、ポストに投函しませんか?
観光案内所でも切手が買えますし、入口横にはポストも設置されています。

住所の近くに目立つように”JAPAN”と書いてあれば、他は日本語で大丈夫!

心配な方は郵便局が旧市街の近くにあるので、こちらで日本宛てだと言って出すと安心です。

人の少ないサンマリノを満喫

サンマリノにやってくる観光客の大部分が日帰り旅行。

したがって昼間はごった返していたスポットが、夕方から翌朝まではとっても静かになります。

暗くなっても治安が安定しているので、怖い思いをすることなく散策ができるのもありがたい!

静謐な雰囲気の日の出や、美しくライトアップされた3つの塔など、宿泊しなければ味わえないサンマリノもたくさんあるんです。

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